リモートワークからの出社回帰が大きな問題に
株式会社LASSICが運営する「テレワーク・リモートワーク総合研究所」(通称:テレリモ総研)の調査によると、リモートワーク終了が近づく中で多くの若手が転職を考える時代に突入しています。2025年11月27日から28日にかけて行われた「働き方と転職意識に関する調査」では、全国の1,009名のリモートワーク経験者に対し、出社予定の会社へ戻る決定が下された場合の転職意向を尋ねました。
結果:出社回帰に伴う転職意向
調査の結果、全体として出社方針に転換した際に転職を検討する意向を示したのは51.8%にのぼりました。特に20代では68.5%、30代で63.5%、40代で65.5%と、いずれも6割を超える数字が示されました。一方で、50代と60代では約3割にとどまる結果となり、世代によるリモートワークの価値観の違いが浮き彫りになりました。
重要な仕事選びの基準
続いて、リモートワークが可能な職場を選ぶことの重要性について尋ねたところ、20代では56.0%、30代では52.5%が「最も重要」と回答しました。この影響は年代が上がるにつれ薄れていき、50代では約3割と明確な世代差が見受けられました。多忙なライフスタイルを送る20〜40代にとって、リモートワークは生活設計に強く影響する要素として認識されています。
転職活動における企業選択の傾向
同じく、転職活動においてリモートワークが可能な企業を優先的に選ぶかという質問については、全体の69.9%が「はい」と答え、その中には給料が下がってもリモートワークを重視すると回答した層も存在しました。特に20代では79.3%もの若者がリモートワーク環境を重視する結果が出ています。
出社回帰が引き起こす転職理由
出社回帰に伴い転職を考える理由については、「多様なライフスタイルを楽しみたい」が37.7%で最も高く挙がりました。その他には「通勤時間を家族との時間や自己研鑽に充てたい」35.6%、「満員電車のストレスから解放されたい」という理由も高い支持を受け、精神的な健康への影響が強調されました。
企業への期待
この調査を通じて、社員からは「個人の事情に合わせた柔軟な働き方を希望する」という声が42.5%で最多でした。在宅勤務と出社を自分で調整できるようにするなど、今後の働き方改善が求められています。
結論
この調査結果から見ても、リモートワークを重視する20〜40代の意識は確実に高まっており、出社への戻り方や労働環境の改善に対する期待が浮き彫りになりました。今後の企業の働き方の改革は、この世代の満足度を左右する重要なポイントとなると思われます。