Entrustが発表した新ゼロトラスト・ソリューションでセキュリティが向上
Entrustの新しいゼロトラスト・ソリューションがもたらす変革
2023年12月15日、エントラストジャパン株式会社は、新たなゼロトラスト・ソリューションを発表しました。このソリューションは、企業がアプリケーションや暗号化キー、シークレットのセキュリティを徹底的に強化するためのものです。企業が直面するサイバーセキュリティの脅威に立ち向かうためのツールが、ここに登場したのです。
1. 新機能の紹介
Entrustは、特にハイブリッドやマルチクラウド環境における企業のセキュリティ体制を向上させるため、いくつかの新機能を追加しました。これらの機能により、組織はセキュリティポリシーの可視化やガバナンスの強化を実現できます。具体的には、アプリケーション証明書を発行することで、ソフトウェアサプライチェーンの安全性を向上させる「Code Signing as a Service」が新たに提供されます。
このサービスは、開発者が自らのアプリケーションをより簡単に保護できるよう設計されています。また、キーやシークレットの管理ポリシーが可視化され、組織全体にわたってのセキュリティ管理が容易になります。このような機能が組み合わさることで、企業はより堅牢なセキュリティ体制を構築できるのです。
2. 企業のニーズに応える特化機能
Entrustが提供する新機能には、以下のような特化した機能があります。
2.1 Code Signing as a Service
このクラウドベースのサービスは、アプリケーションの真正性と完全性を保証します。企業は、ソフトウェア部品表(SBOM)と組み合わせることで、サプライチェーン全体の可視化を実現できます。これにより、煩雑なハードウェアの管理が不要になり、効率的な運用が可能になります。
2.2 Compliance Manager for KeyControl
このソリューションにより、企業はオンプレミス及びクラウド環境において暗号化キーの管理が一元化できます。暗号化資産の可視化ができ、コンプライアンス状況をリアルタイムで把握可能です。これにより、将来的なリスクを未然に防ぐことができるでしょう。
2.3 CloudControlソリューション
EntrustのCloudControlソリューションは、仮想インフラストラクチャのセキュリティ体制を管理するためのものです。アクセス要求が認証されていない限り、データセンタやプライベート・クラウドのリソースを保護します。多層的なセキュリティ管理が施されており、企業は安全な環境を維持しやすくなります。
3. タイムリーなセキュリティ対策
現在のサイバーセキュリティ業界では、新たな脅威が絶え間なく発生しています。企業は、これに対抗し続ける必要があります。Entrustの新しいゼロトラスト成熟度自己評価機能を用いることで、企業は自らのセキュリティ体制の状態を定期的に評価し、改善点を見つけることが可能になります。
バグワット・スワループ(Bhagwat Swaroop)氏は、「ゼロトラストは、今日のハイブリッドおよびマルチクラウドの運用を可能にし、組織がセキュリティ体制を強化するためのフレームワークを提供します」と述べており、企業に向けた信頼性の高いセキュリティ対策を推奨しています。
4. まとめ
Entrustの新しいゼロトラスト・ソリューションは、現代の企業が高まるセキュリティリスクに立ち向かうための強力なツールです。企業はこのソリューションを導入することで、ソフトウェアサプライチェーンの安全性を向上させ、システム全体の可視性とガバナンスを強化することができます。今後ますます重要となるデジタルセキュリティの構築において、Entrustの取り組みは見逃せない存在となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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エントラストジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区台場東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場 22階
- 電話番号
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03-4221-9718