インドネシアにおける新たな物流拠点、Cella Argya Logistik Warehouseが完成
株式会社シーアールイーが出資するCella Managementが手がけたインドネシア初のプロジェクト、Cella Argya Logistik Warehouseが2024年7月に竣工しました。この施設は、急成長を遂げているインドネシアのEコマース市場に対応するために設計され、多国籍物流企業に特化した機能性を持つ設備となっています。
プロジェクトの概要
Cella Argya Logistik Warehouseは、西ジャワ州チカランにある約54,500㎡の敷地に位置し、2棟からなる鉄骨造の平屋建てで構成されています。これにより、最大で約40,000㎡の賃貸面積が確保され、多様な保管ニーズへの対応が可能です。特に、有効高14mを備え、4t/㎡の床荷重を実現しているため、重量物の保管や取り扱いもスムーズに行えます。
施設は2022年7月から着工し、2024年8月15日にはオープニングセレモニーが開催される予定です。オープン後は、国内外の物流事業者にとって欠かせない拠点となることが期待されています。
主要な特徴と設備
この新たな物流施設は、多数の先進的な機能を兼ね備えています。具体的には以下のような特徴があります。
- - 広々とした保管スペース: 有効高14mは多様なオペレーションや保管ニーズに応えるための広大な空間を提供し、効率的な商品管理を可能にします。
- - 重量物保管対応: 4t/㎡の床荷重によって、大型商品や重い商品も安全に保管できます。
- - セキュリティと安全性: 自動スプリンクラーシステムや、24時間対応の監視カメラが設置されており、安全な運用が保証されています。
- - 効率的な荷役作業: 20台のドックレベラーを配備することで、荷役作業が迅速かつ効率的に行えるように設計されています。
- - 環境への配慮: 敷地内には人感センサー付きの照明やソーラーパネルが設置されており、エコロジーを意識した設計がなされています。また、緑豊かな環境を持ち、壁面緑化やジョギングコースも整備されています。
このような新しい物流拠点は、インドネシアにおけるEコマースと物流の急成長に貢献することが期待されており、国内外で注目されています。
Cella Managementについて
Cella Managementは、CRE Asia Pte. Ltd.、NWP Property、そしてBonny Setiawan氏の合弁会社として設立されました。設立以来、インドネシア市場において急成長を続けており、今後も物流施設を通じて国内経済の発展に寄与していくことでしょう。
会社情報
株式会社シーアールイーは、日本国内において物流不動産を中心に運営を行い、約1,600物件、670万㎡の不動産管理を行っています。また、東京証券取引所プライム市場に上場しており、国内最大級の規模を誇る物流不動産専業管理会社です。
さらに、ASEAN地域にも進出しており、シンガポールやタイ、ベトナム、インドネシアでの展開を進めています。
このような背景を持つCella Argya Logistik Warehouseは、今後の展開に注目が集まる施設となりました。