Game Server Servicesが価格を最大85%値下げ、開発者の負担軽減へ

Game Server Servicesの価格改定

Game Server Services株式会社が、2025年10月よりゲーム開発者向けに提供するオンラインゲームサーバーの価格を大幅に引き下げることを発表しました。最大85%の値下げは、ゲーム開発の現状を見直し、コスト削減と開発効率向上を目指すものです。

価格改定の詳細

これまで、Game Server Servicesでは、リクエストあたりの料金が0.02円という一律の料金設定でしたが、今回新たに階層型料金を導入します。初期階層（1ヶ月に1億リクエスト以下）における料金は0.01円/リクエストに設定され、これにより50%の値下げが実現。さらに、利用リクエスト数が増えるに従って、段階的に料金を下げ、最大割引率の0.003円/リクエストでは、従来からの85%の値下げが適用されます。

- 5億以下: 0.008円
- 25億以下: 0.006円
- 75億以下: 0.004円
- 75億超: 0.003円

加えて、年間の利用量をコミットすることにより、直接0.003円/リクエストのプランが利用可能となります。この方法では、月間の利用量が1億リクエスト（年額360万円）単位で購入できます。実際のリクエスト数がコミットメントを下回っても、返金はありませんが、単価が大幅に割引されるため、安定した運用にもつながります。

開発者へのメリット

今回の改定によって、特にオーバーフィッティングが懸念されるプロジェクトにおいて、コスト削減が期待できるようになります。たとえば、月間10億リクエストの利用をコミットした場合、年間の支払いを36万円で済ませた上で、通常料金であれば約420万円のところ、コミットしたことで1,440万円も節約できる計算となります。

価格改定の背景

Game Server Servicesは、サービス開始から6年の間に、多くの最適化を重ねてきました。今年の上半期には、単一タイトルでピークアクセス数が60万リクエスト/秒に達するという大規模なゲームに対応できるまでに成長しています。これを受けて、コストも下がり、ユーザーへの還元を目的とした価格改定が行われる運びとなりました。

この価格改定により、自社でゲームサーバーを開発するよりも、Game Server Servicesの利用が安価で迅速に市場にゲームを配信できる状況を作り出します。なお、Game Server Servicesの詳細は、公式サイトこちらからご覧いただけます。

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