伝説の甲子園でBMXフラットランド世界大会開催！片桐悠が初優勝を飾る！

伝説の甲子園でBMXフラットランド世界大会が開催！

2023年12月23日(土)と24日(日)の2日間、阪神甲子園球場において、BMXフラットランドの世界大会「FLAT ARK 2023」が開催されました。

この大会は、阪神甲子園球場100周年記念事業の一環として行われたもので、甲子園球場でアーバンスポーツのイベントが開催されるのは初めての試みです。世界17カ国から約130名ものトップライダーたちが集結し、息を呑むような熱戦が繰り広げられました。

白熱の戦いを制した王者たち

メンズオープンクラスでは、世界トップレベルのライダーたちが激しい戦いを繰り広げました。決勝戦では、大会オーガナイザーであり、世界タイトルを11度獲得した内野洋平選手、X GAMES CHIBA 2023覇者の片桐悠選手、2023 UCI CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS優勝者の荘司ゆう選手など、そうそうたるメンバーが名を連ねました。

見事優勝を掴んだのは、18歳の片桐悠選手（新潟県）です。ベストコンボで今大会最高得点を叩き出し、荘司ゆう選手（千葉県）、森崎弘也選手（徳島県）らの猛追を振り切って、自身初となるタイトルを獲得しました。

一方、初開催となったウィメンズオープンクラスでは、日本、フランス、カナダなど世界各国から実力者たちが参加。ハイスキルなトリックを安定して決めきった13歳の本村果鈴選手（東京都）が初代女王に輝きました。2位と3位には、福岡県出身の梶原沙璃耶選手と清宗ゆい選手が入り、九州勢が表彰台を賑わせました。

大会概要

名称: FLAT ARK 2023 in 阪神甲子園球場
日時: 2023年12月23日(土)、24日(日)
会場: 阪神甲子園球場グラウンド内
主催: 一般社団法人ARK LEAGUE
特別協力: 阪神甲子園球場
後援: 兵庫県、西宮市、西宮市教育委員会
参加選手: 133名
参加国数: 17カ国

BMXフラットランドの魅力

BMXフラットランドは1980年代にアメリカで誕生したBMXフリースタイルの種目です。平らな地面を舞台に、高度な技と独創性を競います。「コンクリート上のフィギアスケート」とも称されるこの競技は、日本人が世界で活躍する分野として知られています。2028年ロサンゼルスオリンピックでの追加種目候補にもなっており、注目度が年々高まっています。

FLAT ARKとは

FLAT ARKは、日本を代表するBMXライダー、内野洋平選手が「ライダーによる、ライダーのための大会」をコンセプトに2013年にスタートさせました。世界各国から多くのライダーが参加し、BMXフラットランド界を盛り上げています。

今回のFLAT ARK 2023は、歴史ある甲子園球場で開催されたことで、さらに大きな盛り上がりを見せました。今後のBMXフラットランドの発展にも期待がかかります。