パリオリンピックで華ひらくKIMONOの魅力
一般社団法人イマジンワンワールドが主催する「パリオリンピックで華ひらく、世界のKIMONO 2024」写真展が、2024年7月26日、フランス・パリ国際大学都市日本館で開催される。これは、東京2020オリンピックのために制作された幻のKIMONOがパリで特別に展示されるイベントであり、全世界の国と地域、そして難民選手団をテーマにしたKIMONOが集まる。
この展示では、207点の多様なKIMONO(振袖と帯)が紹介され、それぞれが異なる国の文化や歴史を映し出す。特に、この展示の中には唯一の飛び地で開催されるサーフィン競技のために制作された、フランス領ポリネシア(タヒチ)の振袖と帯も含まれている。
プロジェクトの背景
代表理事の手嶋信道氏は、このプロジェクトの実現にむけて各国大使館を訪れ、その国の自然や文化、歴史をヒアリングした。その知見を反映させたデザインを、各地の着物作家や職人たちに依頼した。こうして完成したKIMONOたちは、2020年の東京オリンピック開幕までに、洗練された美しい形となった。
「難民選手団」のためのKIMONOは、特に注目される。UNHCRの協力を受け、造形作家小松美羽氏が手がけたデザインは、平和と共感のメッセージを込められている。
大使館とのコラボレーション
プロジェクトにおいて、大使館との協力は欠かせなかった。各国の代表者とのヒアリングを通じて生まれたKIMONOデザインは、その国ぞれに持つ独自性や文化価値を表現し、見る人々に深い感動を与えます。国際的な交流の一環としてのこのプロジェクトは、ただの展示ではなく、異文化理解の重要性を再認識させる機会ともなっています。
平和へのメッセージ
手嶋氏は「KIMONO PROJECT」を超えた「PEACE PROJECT」と位置づけ、文化を通じて世界に平和のメッセージを発信することを目指している。このような活動を通して、異なる文化への敬意を払い、人々が結束していくことの重要性を説いている。
なぜKIMONOなのか
KIMONOは日本文化を象徴する衣装であり、その美しさだけではなく、背後にある文化や歴史を物語ります。このプロジェクトを通じて、KIMONOが持つ力が、国際交流を実現するための強力なツールとなっていることを示しています。
実施の詳細
- - 制作されたKIMONOの数は213着。すべての必要資金は寄付によって集められ、無償で提供された。これは、イマジンワンワールドの全メンバーがボランティアとして活動しているから可能となった。
- - KIMONOを通じて得られる文化の相互理解は、平和の原点であり、世界中の人々の心と心をつなぐ架け橋となるでしょう。
一般社団法人イマジンワンワールドの公式サイトでは、さらなる情報が発信されています。国際交流の新しい形を感じることができるこのイベントに、ぜひ足を運んでみたい。
公式サイト:
イマジンワンワールド
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