新たな助成の扉を開く「SOCIALSHIP2022」
非営利団体向けのファンドレイジング支援プログラム「SOCIALSHIP2022」が始まりました。これは、団体の自立支援を目的としており、必要な広報ツール作成やファンドレイジングに関するアドバイスを無料で提供する画期的なプログラムです。
このプログラムは2016年度にスタートし、これまでに179団体がエントリーし、43団体が支援を受けてきました。
助成プログラムの詳細
「SOCIALSHIP2022」では、前年同様に一次から三次までの段階的な助成を設けています。プログラムの全体は以下のように進行します。
- - 一次助成:全体的なファンドレイジング計画の作成やアドバイスを行います。これにより、各団体は具体的な行動計画を策定することができ、伴走ファンドレイザーからのフィードバックを通じて、計画をより洗練させていきます。
- - 二次助成:ここではファンドレイジング戦略の立案や実践的なスキルを学ぶセミナーやワークショップを開催します。団体は基礎知識を固め、寄付者との効果的なコミュニケーション方法を学ぶことができます。
- - 三次助成:策定したファンドレイジング戦略に基づき、クリエイティブな支援を行います。団体それぞれに最適なデザイン資源を提供し、実際のプロジェクトに反映させる支援をします。
昨年度の成果
昨年度のプログラム「SOCIALSHIP2021」では過去最多の15団体に対し助成を実施しました。特に、一次助成によって各団体が立てたファンドレイジング計画に対し、伴走ファンドレイザーからの具体的なアドバイスが受けられる機会が提供されました。
また、二次助成では、ファンドレイジング戦略を学ぶセミナーが開催され、寄付者とのコミュニケーションを強化するための知識が提供されました。三次助成によるクリエイティブ支援も大きな結果を生むことができました。
プログラムへの応募方法
この度の「SOCIALSHIP2022」も同様に、参加団体の数をできる限り増やすことを目指しています。エントリーは2022年9月30日から11月1日まで受け付けており、募集内容は以下の通りです。
- - 応募資格:非営利団体であること、3名以上のスタッフがいること、助成スケジュールに参加できること、寄付募集を行なっていること
- - エントリー方法:特設フォームを通じてエントリーを行い、その後必要な審査フォームが送付されます。このエントリー後には説明会も予定されていますので、参加を考えている方はぜひ応募してみてください。
助成プログラムの背景
このプログラムは、リタワークス株式会社を中心に、日本ファンドレイジング協会と地域のデザイン会社が共同で運営しています。企業理念には「利他の想いと行動で、世界をより良くする」との強い意志が込められています。
プログラム立ち上げ以来、多くの非営利団体が助成を通じて資金調達を強化し、自立支援を進めてきました。 リタワークスは、これまで130件以上のNPOへの支援を行なっており、今後もこの活動をさらに発展させていくことを目指しています。
この機会に、ぜひ自団体の活動を広めるチャンスをつかんでみてはいかがでしょうか。