青谷弥生人復顔
2025-02-27 15:29:04

鳥取県の青谷弥生人プロジェクト 女性の復顔像お披露目会開催

鳥取県にて「青谷弥生人」女性復顔像をお披露目



鳥取県は、その歴史的な遺跡である「青谷上寺地遺跡」で発掘された人骨の分析を通じ、弥生時代に生きていた人々の姿を復元するプロジェクトを進めています。
この取り組みの一環として、2021年に初めて復元された男性の姿に続き、今度は3人目として初の女性復顔像が制作されました。


女性復顔像のお披露目



この女性復顔像は、2025年3月20日に青谷かみじち史跡公園でお披露目される予定です。公開イベントでは、復顔像の除幕式が行われ、その後に記念講演会も予定されています。この除幕式では、新たに復元された女性の顔が公開され、文化財専門員による詳細な説明が行われる予定です。

  • - 日時: 2025年3月20日(木・祝)10:00~12:00
  • - 会場: 青谷かみじち史跡公園展示ガイダンス施設YAYOINE(鳥取市青谷町吉川17)
  • - プログラム:
- 10:00~10:30: 女性復顔像除幕式
- 11:00~12:00: 記念講演会「青谷弥生人の素顔〜復顔像制作の道のり〜」
講師: 濱田竜彦(鳥取県立青谷かみじち史跡公園課長補佐)

このプロジェクトの目玉は、復顔像の制作に関与する創造的な試みです。出土された女性の人骨に基づく情報から、肌や髪の色、年齢などが明らかにされ、それを元に復元作業が進められています。これにより、弥生時代に実際に暮らしていた女性の動きや表情が、私たちの前に姿を現します。

想像を形にするイラスト企画も募集中



青谷のプロジェクトでは、復顔像の公開に合わせて、参加型のイラスト応募企画も同時に実施しています。参加者には、復顔中の女性の顔を自由にかいてもらい、作品を提出してもらう形です。優れた作品には、来場者の投票によって決定される賞が用意されています。受賞者には、応募したイラストをデザインしたオリジナルTシャツなどが贈られます。

応募は誰でも可能で、方法もさまざま。手書きの原画からデジタルデータまで受け付けています。特に、青谷上寺地遺跡の特徴を掴んだ絵を描くことが求められており、画材に関しても多彩な選択肢が与えられています。

青谷上寺地遺跡の重要性



場所は青谷町にあるこの遺跡は、弥生時代における日本海沿岸の交易拠点として、数多くの考古学的重要資料を残しています。遺跡からは、中国や朝鮮半島から持ち込まれた土器や銅鏡などが多数発見されており、弥生時代の社会構造や文化的な交流を理解する上で貴重な情報源です。この遺跡は、平成20年に国の史跡に指定された歴史的な場所でもあります。

多様な出土品と豊かな自然環境が少数民族の生活を支え、彼らのものづくりを育んできた背景には、青谷上寺地遺跡の果たした役割が大いに関係しています。このプロジェクトを通じて、弥生時代の人々の生活や文化に触れる新たな機会が広がっています。

実際、初めて公開された男性の復顔像に対しては、SNS上で盛り上がりを見せ、多くの反響を呼び起こしました。こうした経験から、鳥取県は今回の女性復顔像の発表が市民にどのように受け入れられるのか、大きな期待を寄せています。

今後の弥生時代の研究とともに、歴史的な側面からの理解を深める取り組みが続く中で、青谷弥生人プロジェクトにますます注目が集まることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
鳥取県
住所
鳥取県鳥取市東町1-220
電話番号
0857-26-7111

関連リンク

サードペディア百科事典: 鳥取県 鳥取市 弥生時代 青谷弥生人

Wiki3: 鳥取県 鳥取市 弥生時代 青谷弥生人

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。