自転車安全利用キャンペーンが福岡で実施
福岡で展開するシェアサイクルサービス『チャリチャリ』は、地域に根ざした公共交通機関としての役割をしっかりと果たすため、福岡県警察などと連携し、自転車の安全利用を促進するキャンペーンを実施しました。この活動は、自転車による移動手段を利用する市民に対して安全意識を高めることを目的に行われています。
チャリチャリのサービス内容について
『チャリチャリ』は2018年2月に福岡でサービスを開始して以来、現在までに全国9都市で約7,900台の自転車と2,300以上の駐輪ポートを展開しています。その利用回数は累計2,800万回を超えており、多くの方に親しまれるサービスとなっています。
利用者は、スマートフォンアプリを使って専用の赤い自転車の鍵を開け、簡単に利用開始できます。基本料金は1分7円、電動アシスト自転車は1分17円で、すぐにどこでも乗れる利便性が魅力です。
道路交通法改正への対応
2024年11月1日に施行される改正道路交通法では、新たに「ながら運転」や「酒気帯び運転」に対する罰則が設けられ、これに伴い『チャリチャリ』は交通ルールの周知や啓発活動に力を入れています。自転車利用者が安全な運転を心がけることが、交通事故を未然に防ぐために重要です。そのために、街頭での啓発活動を展開し、自転車利用者はもちろん、地域住民にも広く訴えかけています。
安全利用キャンペーンの開催
先日行われた「自転車の安全利用キャンペーン」では、福岡市中央区のエルガーラ・パサージュ広場において自転車の交通安全を呼びかける新たな啓発広告が発表されました。また、キャンペーンの一環として、天神地下街では「交通安全パレード」も実施され、住民に向けた交通安全の重要性が強調されました。
今回発表された広告は、福岡エリア内に順次導入される予定で、街中を走る『チャリチャリ』が交通安全のメッセージを広める「広告塔」としての役割を果たします。
未来への取り組み
『チャリチャリ』は、今後も安心で安全なサービスを提供し、地域の皆さまに信頼される存在であり続けるために、啓発活動を定期的に行っていくとしています。自転車利用者の皆さんには、ルールを守って安全に利用してもらうことが呼びかけられています。
さらに、『チャリチャリ』では未活用のスペースを活用したスマートな移動手段を提供するため、新たにポートオーナーを募集中です。店舗やオフィスの軒先など、利用されていないスペースをチャリチャリの駐輪ポートとして活用することで、地域に新しい価値を提供していくことが期待されています。
最後に
「チャリチャリ」は、自転車利用の増加とともに、地域の交通安全をしっかりと守れるよう努めていく所存です。皆さまのご協力と理解をいただきながら、より良い社会の実現に向けて進んでいきます。