株式会社ISL Networks(本社:東京都港区、代表取締役CEO 井上 拓也、CTO 久保田 啓一)は、2026年1月21日から23日に東京ビッグサイトで開催される「第10回 スマート工場EXPO」に出展し、産業用5G-TSN(Time-Sensitive Networking)システムを公式に発表すると発表しました。このシステムは、フィンランドの企業Cumucore社と共同開発したもので、すでに2025年6月にはヘルシンキで行われた5G-ACIAのライブデモにおいて世界初を記録しました。
5G-TSNシステムは、工場内での産業機器をワイヤレスで接続し、1マイクロ秒以下の高精度時刻同期を実現することで、リアルタイムな協調制御を可能にします。これにより、完全にワイヤレスな工場環境が得られ、生産効率や省エネが同時に実現されるのです。
今回の展示会では、日本市場向けに具体化した技術の詳細を紹介する予定です。5G-TSN技術によって、工場内に存在するロボット、AGV(自動搬送車)、AMR(自律移動ロボット)、ドローン、AIカメラなどの機器が統合的に機能し、工場のデザインも配線レスとなることで、レイアウト変更が容易になります。さらに、機器のホットスタンバイ運用や一時利用が可能になり、工場運営の形が新たに変わることでしょう。
産業機器の無線化は、PCからスマートフォンへの進化に匹敵する変革をもたらします。これにより、情報アーキテクチャが変わるだけでなく、工場そのものが「ベースレイヤー」として機能し、柔軟な製造環境が築かれていきます。特に、移動体を含むリアルタイム制御が可能になることで、生産性が向上し、コスト削減が期待されます。
別途、ISL NetworksはEXPO会場で5G-TSNシステムに基づくライブデモを展開します。このデモでは、Qualcomm製の最新5Gチップ「Snapdragon X72-3」を搭載したTSN対応ルーターを使用し、実際の運用シナリオを想定したリアルタイム同期制御を行います。また、ISL Networksの代表取締役CEOである井上氏による「未来のワイヤレス工場」というテーマでの講演も予定されています。
今後の展望として、ISL Networksは欧州企業との連携を強化し、5G-TSNエコシステムの構築を進めていくほか、国内でもさまざまなパートナーとの協力を通じて、技術の社会実装を加速させる方針です。これにより、次世代の産業ネットワークの実現を目指しています。工場や産業機器のデジタル化が進む中で、この技術革新は多くの業界に衝撃と変革をもたらすことでしょう。
会社概要として、ISL Networksは東京都港区赤坂4丁目に本社を構え、産業用5Gネットワークの設計・構築や、5G-TSN製品の開発・導入支援などを手掛けています。詳細は彼らの公式ウェブサイト(https://islnetworks.jp)を参照してください。