島根・海士町に新たなクラフトジンの蒸留所が誕生！

島根・海士町で誕生する新たなクラフトジン

2024年6月、島根県隠岐郡海士町に新たなクラフトスピリッツの蒸留所、AMA Whiskey&Co.が開業します。この蒸留所は、「Whiskey」を社名に掲げ、バーボンスタイルのウイスキー作りに取り組むことを目指しています。日本の伝統酒であるウイスキーと、クラフトジンの新たな分野を開拓し、地域創生に貢献することを目的としています。

代表作「GodSpirits」

新たに発表されたクラフトジン「GodSpirits」は、隠岐の自然の恵みを存分に活かした製品です。キーボタニカルとして使用されるのは、島で「ふくぎ」として親しまれるクロモジ。さらに、海士町の特産「崎みかん」、隠岐名産の海藻「アラメ」、そして海士町特産の塩を作る過程で得られる「にがり」を使い、それぞれの風味が絡み合った個性的な味わいを実現しています。豊かな香りと、程よい甘みが感じられる仕上がりとなっています。

神々の島、隠岐の魅力

隠岐島は、古事記や日本神話に登場する神々の島として知られています。淡路島と四国の間に位置するこの島は、心を癒やす自然環境が魅力です。海士町では、独特のカルデラ地形がもたらす美しい風景が広がり、日本海とは異なる穏やかな水面を見せます。この地で作られるスピリッツは、まさに自然の恵みを感じさせるもの。地元の生産者との協力を重ね、希少なボタニカルを集めた結果、誕生したのが「GodSpirits」です。

ブランドの背景と今後の展望

AMA Whiskey&Co.は、株式会社Whiskey&Co.と提携しており、静岡県三島市にある「Distillery Water Dragon」の製造ノウハウを基に、埋もれた地元文化を新たに掘り起こす試みを行なっています。ブランドのテーマは「Playful!!!」。遊び心を大切にし、地域との結びつきを強化しながら新しいスピリッツの価値を追求します。特に、2026年春には、地域住民や観光客が集うコミュニティスペースを兼ね備えた蒸留所「Distillery Drift Mark」のオープンも控えています。

地域の人々と観光客が集う場を作ることを目指し、九州から始まった新たな物語が、隠岐の地でも続いていく様子が期待されています。また、ブロックチェーン技術を使った新しい形のコミュニティプラットフォーム「FiNANCiE」を通じて、地域への貢献や活性化を図ります。