スリーエムの新型ハーネス
2019-01-31 13:04:38

安全性を高める! スリーエムの新型フルハーネスの全貌

スリーエム ジャパンの新しいフルハーネス



スリーエム ジャパンは、厚生労働省による新たな安全基準に対応し、フルハーネス製品のラインアップを8製品に拡充しました。この新しいフルハーネスは、今後の日本の作業現場において、より高い安全性を提供することを目指しています。

新規格に基づく法改正



2024年2月1日から、従来の胴ベルト型安全帯から、欧米で主流のフルハーネス型へと移行が始まります。これを受けて、スリーエムも従来の4製品を新基準に合った「新規格適合品」として発売。さらに、これまで販売していたV字型に加え、特に鳶職の方に人気の高いH型のフルハーネスを新たに加えました。

その中でも、「3M™ DBI-サラ™ エグゾフィット™ ライト フルハーネスH型」は、業界リーダーである向井建設株式会社と協力して開発され、日本の作業環境に最適化されたモデルです。このように、スリーエムは安全対策のリーダーとしてのポジションを維持しつつ、常に進化を続けています。

多様な製品群



スリーエムのフルハーネスは、作業者のニーズに合わせた快適性を追求しています。「3M™ DBI-サラ™ エグゾフィット ネックス™ フルハーネス」や、コストパフォーマンスに優れた「3M™ プロテクタ™ フルハーネス」など、多様なシーンに対応できる製品が揃っています。

今回のラインアップには、「はしご作業用」と「ワークポジショニング用」といった特定の用途に特化したフルハーネスも含まれ、全8製品を揃えることで、広範なニーズに対応します。

6つの安全機能



スリーエムのフルハーネス製品は、以下の6つの特徴を備えています:
1. X型背面ベルト: 前屈時にも背中がつっぱらず、多彩な動きをサポート。
2. 骨盤サポート構造: 骨盤を広く支え、墜落時の衝撃を分散。
3. 金属製バックル: 天候に強い金属製バックルで耐久性があり、劣化を防止。
4. ループ型腰部ベルト: ベルトがスライドし、作業時の動きを妨げない。
5. 強度を保つステッチ: 一部が切れても全体がほどけない安心の縫製。
6. うっ血対策ストラップ: 荷重が股部に集中しないよう設計。

これにより、スリーエムは長年の販売と開発の経験を活かし、高い安全性を確保しております。また、体にフィットした装着感を保持しながら、動きやすさも追求しています。

市場のニーズに応える販売戦略



これらのフルハーネスの販売は、主に工具商社や建築材料商社、保護具商社を通じて行われ、オンラインでも購入可能です。

安全帯規制変更の背景



最近の高所作業における墜落事故の増加を受け、日本全国で安全対策が急務となっています。年間約2万件の墜落・転落死傷災害があり、特に特に2018年には214人が死亡する事例もありました。胴ベルト型安全帯では事故時の衝撃が集中し危険ですが、フルハーネスは複数のポイントで荷重を分散することで、安全性を高めています。

スリーエムは、作業員の安全を第一に考え、新しい規格に基づいて革新を続けています。フルハーネスの導入によって、作業現場の安全性が高まることが期待されています。

会社情報

会社名
スリーエム ジャパン株式会社
住所
東京都品川区北品川6-7-29
電話番号
03-6409-3800

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