井田幸昌展 in 京都
2023-09-30 12:00:02
「今」を捉える、井田幸昌の過去最大規模展覧会が京都で開催!
「一期一会」を追求する、現代美術家・井田幸昌の壮大な世界観がここに。
2023年9月30日から12月3日までの期間、京都市京セラ美術館にて、現代美術家・井田幸昌の過去最大規模となる個展「Panta Rhei|パンタ・レイ − 世界が存在する限り」が開催される。本展は、井田にとって初となる国内美術館での個展であり、鳥取県米子市美術館からはじまり、画家を志すきっかけとなった京都市京セラ美術館へと巡回する。
本展では、絵画作品、立体作品、絵日記のような“End of today”シリーズ、家族や友人をモチーフにした“Portrait”シリーズなど、約350点の作品が展示される。初期作品から最新作まで、井田の創作活動の軌跡をたどり、彼の「一期一会」というテーマに対する揺るぎない情熱を感じることができるだろう。
キュレーターはジェローム・サンス氏。井田作品の魅力を最大限に引き出す展示構成に注目!
本展のキュレーターを務めるのは、国際的に活躍するキュレーターのジェローム・サンス氏。サンス氏は、井田の作品を7つの部屋に分けて、それぞれのテーマやシリーズに焦点を当て、展示を行っている。
各展示室は独立しているのではなく、互いに繋がりを持ち、全体として「Panta Rhei」というテーマを象徴する構成となっている。展示室を進みながら、井田作品の奥深さと多様性を感じ、彼の作品世界に没入することができるだろう。
開幕レセプションでは多くの著名人が集結!
展覧会の開幕を記念して、井田幸昌や本展に縁のある方々を招いたオープニングレセプションが開催された。
京都市長の門川大作氏は、「躍動感あふれる作品群は圧巻の空間。様々な出会いを通じて、常に変化を重ねていく井田幸昌様の作品。本展の御成功と、井田様の今後ますますの御活躍を願っております。」とコメント。
京都市京セラ美術館の青木淳館長は、「井田さんの作家人生の原点が当美術館での一枚の絵との出会いと伺い、大変うれしく思います。この展覧会でもたくさんの素敵な出会いが生まれることを楽しみにしています。」と期待を寄せた。
美術評論家の南條史生氏は、「井田さんの作品は前から興味をもっていました。今回の展覧会で多数の作品を見せていただき、そこに宿る自由な精神、激しいブラッシュストローク、力強い表現は他の日本人作家にはない特徴だと感じました。作品として,作家として強烈な存在だと思います。これからもその画業がますます発展していくことを期待しています。」と絶賛した。
俳優の城田優氏は、「音声ガイドをするにあたり資料はみていましたが、本日は作品をみせていただきとても新鮮に感じました。自分もモデルをしたことがあるので特にポートレイトの作品はじっくりみせていただきました。一枚一枚にストーリーがあり入口の作品はすごく良かったです。そして、入口から最後の晩餐にいたるまでの美しさ。彫る、描くという作業が色濃く、それは美しく素敵すぎる。井田さんの30代後半の作品も楽しみにしています。次にみせてくれる景色が楽しみです。」と自身の経験を交えながら作品への感想を語った。
井田幸昌のこれまでの軌跡と、今後の展望を感じることができる展覧会
井田幸昌は、1990年鳥取県生まれ。彫刻家である父の影響を受け、幼い頃から絵画に親しんできた。
「一期一会」をテーマに、絵画、彫刻、版画など幅広い分野で創作活動を展開し、国内外で活躍している。2021年にはDiorとのコラボレーションを発表するなど、多角的に活動を続けている。同年、日本の民間人として初めて宇宙に滞在した前澤友作氏によって、作品《End of today - L’Atelier du peintre -(画家のアトリエ)》が国際宇宙ステーションに持ち込まれ、永久収蔵されたことでも注目を集めた。
2022年には鳥取県文化奨励賞を受賞するなど、精力的に活動を続けている井田。本展覧会は、彼のこれまでの軌跡をたどり、今後の活躍を期待させる、まさに原点回帰となる展覧会だ。
展示情報
会期: 2023年9月30日(土)~12月3日(日)
会場: 京都市京セラ美術館 本館 南回廊2階
休館日: 月曜日(祝日の場合は開館)
開館時間: 10:00~18:00 ※最終入場は17:30まで
料金: 一般/当日1,800円(1,600円)、大学・高校生/当日1,500円(1,300円)、中学生以下無料
この機会に、現代美術家・井田幸昌の世界観に触れてみてはいかがだろうか?
会社情報
- 会社名
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株式会社IDA Studio
- 住所
- 東京都港区北青山3丁目6-7青山パラシオタワー 11階
- 電話番号
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