老眼と眼病に最適な眼鏡
2023-12-26 10:00:03
エルシオ、老眼や眼病患者向けの革新的眼鏡開発を加速
エルシオが挑む新しい視界の未来
株式会社エルシオは、革新的な「オートフォーカスグラス」の開発を進めており、老眼者や眼病患者が抱える課題解決を目指しています。このたび、同社は総務省が主催する「ICTスタートアップリーグ」に採択されたことを発表しました。このプログラムは347件の応募の中から41件のスタートアップを選ぶもので、エルシオの社会性と革新性が高く評価されました。同じく、公益財団法人京都産業21主催の「京都エコノミック・ガーデニング支援強化事業」でも「事業化促進コース」に採択されています。
高齢化社会の課題
日本は世界一の超高齢化社会を迎えており、老眼患者が約4,200万人を超えるとの推計があります。多くの人がメガネを使い分けて生活する中、老眼のための効果的な解決策は未だ見いだされていません。現在、多くの老眼者は複数のメガネを持ち歩き、また、遠近両用メガネにおいては視界が狭くなることで、危険や認知症の進行を招く恐れがあります。さらに、白内障患者や子供の弱視治療でも、メガネの掛け替えが求められ、手間とコストの負担が重くのしかかっています。
エルシオの製品開発
エルシオは、このような課題を解消するため、「オートフォーカスグラス」の開発を進めています。この眼鏡には「液晶レンズ」と呼ばれる技術が採用されており、電圧を操作することでレンズの焦点を自動的に調整することが可能です。こうした技術により、ユーザーは異なる視力に対応した快適な視界を得ることができます。
エルシオの液晶レンズは特に薄型であり、広い視野と多様な度数変化が可能で、快適な装着感を提供します。現在、エルシオはこのグラスの前段階として、スマートフォンを使った手動調整機能を持つメガネのプロトタイプ開発を進めており、2024年中の製品販売が目標です。
今後、2027年に予定されているオートフォーカスグラスの製品化に向けて、さらなる開発が続けられます。エルシオはこのことにより、眼病の予防と診断を可能にする新たな標準を築くことを目指しています。
採択されたプログラムの意義
エルシオが採択されたICTスタートアップリーグは、官民連携によるスタートアップ育成プログラムであり、ICT分野における起業や成長を支援することを目的としています。これにより、エルシオは研究開発費や専門的なサポートを受けることができ、さらなる飛躍が期待されています。京都エコノミック・ガーデニング支援強化事業も、地域の中小企業の持続可能な発展を支援するもので、広域的な視野を持って事業を進めるエルシオにとって、大きな意味を持つものです。
今後の展望
エルシオは、これらの採択を受け、新しい視界の創造に邁進します。特に、スマートフォンを使用したピント調整機能のメガネはユーザーインターフェースの改善やデザイン改良に力を入れ、2024年には市場に出る予定です。さらに、眼球データやセンシング技術の開発を進め、新たな治療や予防の可能性を秘めた眼鏡の実現を目指しています。
メンバー募集
エルシオでは、今後一層の研究開発を進めるため、液晶レンズに関する技術者やソフトウェア開発者の採用を強化しています。興味がある方は是非、公式ウェブサイトから問い合わせてみてください。
最後に
エルシオの代表取締役李 蕣里は、「私たちの開発した液晶レンズ搭載のアイウェアが、より良い未来を開く鍵になる」と語ります。健康的な視界の実現に向け、共に挑戦する仲間を求めています。皆さまも「眼から人々を健康にする」世界の一翼を担ってみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社エルシオ
- 住所
- 西京区御陵大原1-39京大桂ベンチャープラザ南館2204号
- 電話番号
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075-874-7372