赤峰幸生の流儀『着ること、生きること』が重版
2025年に世に出た著書『赤峰幸生の流儀着ること、生きること』が再び重版されることとなりました。著者の赤峰幸生氏は、1960年代からの紳士服業界での第一線での活躍を経て、現在はアトリエ「めだか荘」を拠点とし、次世代に向けたファッション哲学を発信しています。彼のスタイルと暮らし方を紹介するこの書籍は、赤峰氏のエッセイや豪華対談、そして日本民藝館の探訪記事などが複数掲載された充実した内容となっています。
充実したコンテンツ
本書は、過去に朝日新聞で連載されていた『男の粋を極める 装い歳時記』を中心に構成されており、男のスタイルについての深い理解を促します。料理や住まいに関する知識も盛り込まれ、赤峰氏が提唱する「ダシの効いた男になるために」というテーマの下、春夏秋冬を通じたライフスタイルのヒントも得られます。
特に、コラム「手土産の流儀」や「和の暦」の活用法、健康的なご飯のために土鍋での炊飯を推奨する内容は、読者にとって新しい発見となるでしょう。また、装い講座では、色彩の基本からお洒落のヒントまで、シンプルながら効果的なアドバイスが紹介されています。
「住」と「食」の聖地を訪ねて
また、赤峰氏自身が「住」の聖地と称する日本民藝館を訪れ、柳宗悦との対話を通じて感じたことや、「食」の聖地である神田まつやでのそばを堪能する様子も描かれています。この部分は、赤峰氏の人間性や文化への深い理解を感じ取ることができ、読者は彼の視点を通して新たなインスピレーションを得ることができるでしょう。
赤峰幸生のプロフィール
著者の赤峰幸生氏は1944年に東京都目黒区で生まれ、桑沢デザイン研究所を卒業後、数々のトラッドブランドにおいて企画、デザインを手掛けました。1990年には自身の会社インコントロを設立し、広範な分野で活躍しています。近年は、クラシックな衣食住の文化を未来に伝えるため、カスタムクロージングブランド「Akamine Royal Line」を中心に活躍しています。
書籍情報
本書は2025年2月27日に発売予定で、定価は2,420円(本体価格2,200円+税)です。B5変形サイズで、128ページにわたる内容となっており、幅広い読者層に向けて、装いと暮らしの本質を伝える一冊です。赤峰幸生氏の流儀を通じて、真の粋を極めたい方にはぜひ手にしていただきたい書籍です。