ネクイノが導く未来のオンライン診療
株式会社ネクイノ(以下、ネクイノ)が主催する第1回「東京産婦人科オンライン診療研究会」が、2025年2月25日に開催されました。この研究会は、東京大学大学院医学系研究科の大須賀穣教授を座長に迎え、産婦人科の専門家たちが集まり、オンライン診療についての新たな可能性を問い直す重要な場となりました。
研究会開催の経緯
ネクイノは2024年に、東京大学が学術集会を開催する際に、産婦人科のオンライン診療に関するセミナーを共催した実績があります。この成功を受け、オンライン診療の重要性や発展に向けた議論を続けるために、本研究会の設立に至ったのです。
本研究会は、76名もの産婦人科医が参加し、『婦人科領域におけるオンライン診療の可能性』をテーマに、産婦人科医療の進化を議論する貴重な機会となりました。この日は、2025年2月25日(火)19:00から20:00まで、ウェブ形式で行われました。
プログラム内容
池田 石井健一氏の講演
研究会では、まずネクイノの代表取締役である石井健一氏が「オンライン診察(遠隔診療)とOC・LEPの社会実装」というタイトルで講演を行いました。彼はオンライン診療が持つ潜在的な効果と、それが婦人科領域にもたらす新しいアプローチについて具体的な例を交えて説明しました。
岸本 泰士郎教授の講演
次に、慶應義塾大学の岸本泰士郎先生が「精神科領域におけるオンライン診療のエビデンス構築と展開」というテーマで発表しました。遠隔診療を通じて心のケアがどのように進化しているか、新たなエビデンスがどのように形成されているかが興味深く語られました。
パネルディスカッション
講演の後は、双方の講師を交えたパネルディスカッションが行われました。医療従事者たちは、オンライン診療の実際的な問題や今後の展望について建設的な意見交換を行い、参加者たちの理解を深める姿勢が見受けられました。
クロージング
最後に、大須賀穣教授によるクロージング挨拶があり、今後のオンライン診療の発展とその取り組みへの期待が述べられました。今回の研究会を通じて、参加者たちは新たな視点を得ることができ、産婦人科医療の未来に明るい兆しを感じることができました。
ネクイノの今後のビジョン
ネクイノは、2016年に創業され、ICTを活用したオンライン診療を推進してきました。特に、2023年からはアスリート向けのプラットフォーム「スマルナ for Sports」を展開しており、健康管理の新たな形を模索しています。また、大阪の心斎橋には相談施設「スマルナステーション」を設置し、地域の健康づくりにも寄与しています。
ネット環境の充実が進む中、オンライン診療は今後ますます重要な医療手段となることが予想されます。ネクイノの取り組みが、この分野における革新を促進し、多くの医療従事者や患者にとって価値ある結果を生むことに期待が集まっています。
今後も、このような研究会が開催され、医療関係者間での知識の共有が進むことを望んでいます。医療の未来が、より多くの人々に届くよう、ネクイノの活動に注目していきたいものです。