横浜の文化財展
2025-04-25 15:40:13

横浜市歴史博物館の特別展「横浜の文化財」が開幕!美と歴史の修復に迫る

横浜市歴史博物館 開館30周年を迎える特別展



横浜市歴史博物館が開館30周年を記念して開催する特別展「横浜の文化財 Yokohama Heritage ―まもり伝える地域の記憶」が、令和7年4月26日からスタートします。この展覧会では、修復技術やそれにかかわる人々、また地域に伝わる文化財の魅力を紹介します。展示はPart 1「修復」として、近年修理された文化財を中心に、多彩な展示が行われます。

修復の重要性


文化財を未来に伝える上で、「修復」は欠かせないプロセスです。修復を施された木彫や墨蹟、油彩画など、さまざまなジャンルの文化財が初めて公開されます。例えば、地蔵菩薩坐像薬王寺の修理後の姿や、明治期の庶民風俗図が展示され、訪れる人々にその美しさと技術を感じさせることでしょう。

文化財の物語


本展では、修復された文化財だけでなく、それらがどのような経緯で現代に伝わってきたのかという物語も紹介します。例えば、道路開発に伴い別の場所に移された石造物や、地域のつながりによって再開された民俗行事に関する仏像など、文化財それぞれが持つ独自の歴史を知ることができます。

特別展示:筒形土偶


さらに、東京国立博物館から里帰りした筒形土偶こと「はらでぐちくん」が登場します。この土偶は横浜市内で出土されたもので、その独特な形状や歴史的背景に訪れる人々は興味を引かれることでしょう。

関連イベントの開催


また、特別展に合わせて多彩な関連イベントも用意されています。歴史資料の保存修理に関する講演会や、実際に手を動かすワークショップなどが実施され、参加者は文化財に関する知識を深めることができます。

  • - 講演会:歴史資料の保存修理や甲冑の修復に関する専門家による講演が行われます。事前申込が必要で、参加費は600円です。
  • - ワークショップ:江戸手描き鯉のぼりを染める体験や、古代アンデスの文化に触れる音楽ワークショップなど、多彩なプログラムが企画されています。

展覧会概要


展覧会は、Part 1が4月26日から6月2日まで、Part 2が6月14日から7月27日まで開催され、横浜市歴史博物館の企画展示室で行われます。過去の文化財を新たに学び、体験できる貴重な機会です。

  • - 観覧料:一般1,000円、高校・大学生700円で、特別展のみ入場可能です。
  • - 開催時間:9時から17時まで(券売は16時30分まで)。月曜日が休館日ですが、一部特定日には開館しています。

この特別展では、文化財の保護と修復に加え、その背後にある人々の思いと文化の伝承について考えさせられる内容となっています。学び舎としての博物館を訪れて、横浜の文化財の深い魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
住所
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-18-1
電話番号
045-912-7771

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