北米初のブランドリユース拡大へ、K-ブランドオフがShopShopsに参入

K-ブランドオフが新たな挑戦を始める

株式会社K-ブランドオフ（石川県金沢市）は、2025年5月8日より、北米をターゲットにしたグローバルなライブコマースプラットフォーム「ShopShops」に出店します。この出店は、ブランドリユースに特化した日本初の試みであり、リアルタイムのライブ販売を通じて北米市場との新たな接点を確保し、同社の認知度向上と越境EC事業の成長を目指しています。

この出店には、同社が15年間にわたって培ってきた海外向けネット通販の経験が活かされています。市場での成功を後押しする要因のひとつは、日本の中古ブランド品が高品質であることから、北米でもその人気が急速に高まっていることです。これに対して、トランプ関税の影響が懸念される一方、K-ブランドオフは、これまでの経験から市場の変化に柔軟に対応できる自信を持っています。

出店の戦略と期待される効果

リアルタイムでのブランド体験

ShopShopsでのライブ配信を通じて、商品の魅力や状態を詳細に説明することができます。これにより、視聴者は双方向のコミュニケーションを通じてブランドの世界観をより深く理解し、エンゲージメントを高めます。

新規顧客層の開拓

これまでライブコマースは主に中国市場が中心でしたが、最近は北米市場を含む世界中で急成長しています。ShopShopsは広範囲なユーザーベースを持ち、K-ブランドオフは新たな顧客層との出会いを期待しています。

売上拡大の可能性

リアルタイムの臨場感と限定品の販売により、購買意欲を引き出し、越境ECにおける売上の拡大を狙います。

K-ブランドオフの強み

K-ブランドオフがShopShopsにおいて展開する際には、以下の強みが大きく貢献するでしょう。

- 豊富な商品ラインナップ: 多様なブランド商品を幅広く取り揃え、安定的な供給が可能です。
- 高品質な商品管理: 日本の厳格な品質管理基準を遵守し、安定した鑑定力を持つスタッフが安心を提供します。
- 丁寧なカスタマーサービス: 国内外での高い顧客対応能力を生かし、顧客満足度を高めます。
- 越境EC運営のノウハウ: 多くの海外発送・物流経験を持ち、特にライブコマースにおいて強みを発揮します。

ShopShopsの魅力

ShopShopsのCEO、Liyia Wu氏は、K-ブランドオフの参入を心より歓迎するとともに、アメリカ市場の顧客に対してプレミアムな中古高級品を提供する役割を果たすことの意義を強調しました。双方にとってのメリットを最大化するために、ShopShopsのライブコマースモデルを用いることが期待されています。これにより、K-ブランドオフは米国市場でのリアルタイムな需要を把握し、顧客との信頼関係を構築していくでしょう。

会社概要

K-ブランドオフは1993年の設立以来、国内外で事業を展開し続け、石川県金沢市を本社としながら、ラグジュアリーブランドの商品を提供しています。今後も同社の新たな挑戦に注目が集まります。K-ブランドオフの出店は、北米市場における日本のブランドリユース業界の未来を切り開く可能性を秘めていると言えるでしょう。