エアロスターが進化
2010-06-11 09:58:37
新型「エアロスター」にアリソン製標準装備!三菱ふそうの革新の全貌
新型「エアロスター」の登場
三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)が、注目の新型大型路線バス「エアロスター」において、アリソン社製のフルオートマチックトランスミッション「T310」を標準装備することを発表しました。この取り組みは、国内の路線バスにおいてフルオートマチックトランスミッションが初めて採用されるという革新的な出来事です。
環境に配慮した設計
新型「エアロスター」は、世界で最も厳格な排気ガス規制であるポスト新長期排出ガス規制に適合し、さらに平成27年度の重量車燃費基準も満たしています。搭載される7.5リッター・6M60エンジンは、MFTBCのBlueTec®テクノロジーを駆使しており、アリソンA/Tとの組み合わせにより、燃費の向上と共に、酸化窒素(NOx)や粒子状物質(PM)の抑制を実現します。これは、持続可能な未来に向けた一歩と言えるでしょう。
優れた運転性能
MFTBCで「エアロスター」プロジェクトを率いる堀内氏は、「アリソンA/Tと小排気量エンジンの組み合わせが、効率的な燃費達成へと導いてくれた」と語ります。アリソンのトルクコンバーターにより、発進がスムーズであり、小排気量にもかかわらず力強い加速を実現。さらに、アリソンのパワーシフトテクノロジーにより、変速時にもトルクが急激に低下することなく車輪に伝わるため、運転中の快適さも向上しました。これは、乗客にとっても良いトンネル体験を提供します。
先進のプログノスティック機能
また、「エアロスター」は日本国内の路線バスとして初めて、アリソンのプログノスティック機能を導入。これにより、オイルやフィルターの寿命、トランスミッションの状態を常に監視し、無駄な整備作業や修理を大幅に削減することが期待されます。このテクノロジーは総ランニングコストの低減にも寄与することでしょう。
アリソン社の貢献
アリソン社の副社長であるマイケル・G・ヘドリー氏は、「アリソンは、MFTBCとともに新型大型路線バス『エアロスター』を日本市場に提供できることを誇りに思っている」と述べています。彼は、アリソンとMFTBCの強力な連携によって、駆動性能を犠牲にすることなく、優れた燃費と排気ガスの削減を実現したと強調しました。
未来を見据えて
ヘドリー氏は、アリソンのトランスミッションが持つクオリティと信頼性、耐久性の背景には、顧客への細やかなサービスがあると述べています。日本国内においては、8社のサービスディーラーと提携し、顧客サポートを充実させています。全てのディーラーには専門的な訓練を受けたスタッフと最新の診断・サービスツールが整備されており、万全の体制で顧客に対応しています。
まとめ
新型「エアロスター」とアリソンのパートナーシップは、今後の日本の商用車市場におけるオートマチックトランスミッションの普及の象徴的存在となることでしょう。技術革新が進む中、三菱ふそうの新しい路線バスがどのように移動の未来を変えていくのか、今後の展開に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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アリソンジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 3階
- 電話番号
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