鈴与建設の次世代土木技術者育成プログラム
静岡県静岡市清水区に本社を置く鈴与建設株式会社は、2025年7月2日、学校法人静岡理工科大学の土木工学科に在籍する新入生24名を対象に、建設現場での体験学習を実施しました。このプログラムは、学生の土木技術者としてのキャリア形成を促進することを目的としており、具体的な実務を通じた理解を深める機会を提供しています。
学生たちの学びを深めるプログラム内容
午前の部:建設現場の見学
午前中は、静清バイパス清水立体建設現場を見学しました。ここでは、国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所との共同により、プロジェクトの概要説明が行われ、その後、高架橋から施工現場を視察。学生たちは、実際の建設プロジェクトを目の当たりにすることで、専門知識の理解を一層深めました。
午後の部:実践的なキャリア教育
午後に進むと、特別講話が行われ、鈴与建設の社員から業界でのキャリアパスや建設業の日常業務についての話が展開されました。この講座は、学生たちに大学での学びと実務との関連性を理解させ、さらに若手技術者とのグループディスカッションを通じて、必要なスキルやキャリアプランについても深く考える機会となりました。さらに、新興津地区の施設整備事業現場を見学し、高所作業車による施工現場の観察も行われました。
学生の気づきと価値観の変化
体験学習の一環として、学生に「給与」と「休日」の優先度についてのアンケートを実施しました。その結果、24名中20名が「休日」を重視しているという結果が得られ、これはワークライフバランスを重視する若い世代の価値観を示しています。
教育効果と鈴与建設の取り組み
参加した学生からは、「土木工事に対するイメージが変わった」という声が多く寄せられ、実際の現場体験を通じて建設業への理解が深まったことが確認されました。鈴与建設は、産学連携を通じた実践的な教育支援活動を継続的に行い、次世代の土木技術者育成に貢献する意向を示しています。また、若い世代のニーズに応える働き方改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進にも力を入れ、より魅力的な建設業界の実現を目指します。
会社情報
鈴与建設株式会社は、静岡県静岡市清水区松原町5-17に本社を構え、その企業理念を反映した質の高い建設業務を展開しています。詳しい情報は
こちらからご覧いただけます。また、採用情報は
こちらにて確認できます。
本記事を通じて、鈴与建設の取り組みが次世代の土木技術者に与える影響と、建設業界の未来に向けた展望を感じていただければ幸いです。