飛騨桃目揃え会が高山市で開催
令和6年7月29日(月)、岐阜県高山市久々野町で、特産品である飛騨桃の出荷基準を確認する「目揃え会」が行われました。今年も美味しい飛騨桃の出荷が期待されており、多くの関係者が集まりました。
会場となったのは、久々野町のJAひだ久々野町果実選果場。参加者は、久々野地域の農家や市場関係者など約40人。彼らは今年の販売情勢を確認した後、主力品種である「白鳳(はくほう)」の品質をチェックしました。飛騨桃の収穫時期は年々早まっているものの、白鳳は例年通りであれば8月中旬まで出回るとのこと。これに続く別の品種は9月上旬頃まで市場に出る予定です。
昨年に比べて収穫量は同程度かやや増加する見込みで、主に東海圏に出荷されます。また、高山市内のスーパーでも飛騨桃を手に入れることができるため、地元の方々にも親しまれています。組合長の堤さんは「今年は霜などの大きな問題がなく、甘くて美味しい飛騨桃が出来たので、ぜひ味わってほしい」と期待を寄せています。
久々野地域の魅力
久々野地域は、高山市の南側に位置し、自然に恵まれた美しい環境が魅力です。ここは分水嶺の太平洋側に広がり、位山や船山の麓には飛騨川をはじめとした多くの川が流れ、集落が点在しています。また、堂之上遺跡や小屋名しょうけ、有道しゃくしなど、多くの歴史的遺産が残っています。
この地域は寒暖差のある気候を活かし、姿を変えた桃やりんごなどの果樹栽培が盛んです。春になると、樹園地では一斉に花が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。その美しさから、久々野地域は「ひだ桃源郷」とも称されています。
豊かな自然はもちろんのこと、地域の住民はこの土地で育まれた果物の美味しさに誇りを持ち、次世代へその魅力を伝えています。飛騨桃を味わうことは、その地域の自然や文化を感じる素晴らしい体験でもあるでしょう。
お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、高山市役所久々野支所基盤産業課まで。