虐待を乗り越える
2024-03-13 13:45:18
虐待や貧困を乗り越える若者たちの成長支援プログラム
苦境を共に乗り越える「ビヨンドトゥモロー スプリング・プログラム2024」
一般財団法人教育支援グローバル基金は、2024年3月24日から26日までの3日間にわたり、「ビヨンドトゥモロー スプリング・プログラム」を開催します。このプログラムの目的は、虐待やネグレクトなど困難な背景を持つ学生たちに、学びの機会と仲間との交流の場を提供することです。東京代々木および高尾で行われ、参加者は奨学事業の一環として選ばれた約60名の高校生と大学生です。
プログラムの目的と内容
プログラムの参加者には、児童養護施設で育った若者や、親との死別・離別により経済的困難に直面している学生たちが含まれます。彼らは自らの手で未来を切り開く意志を持ち、社会貢献を目指しています。3日間のプログラムでは、自己開示を促す「体験共有」の機会が設定されており、参加者は互いに自身のストーリーを語り合うことで絆を深めることができます。
さらに、社会課題に関するディスカッションやプレゼンテーションのセッションを通じて、参加者は自らの経験を通じて感じたことを社会に発信する力を養います。加えて、各界で活躍するリーダーとの出会いも貴重な体験となり、未来への指針を得ることが期待されます。
ゲストスピーカーとサポート
このプログラムには、NPO法人農スクールの理事長であり、地元の農業を支える小島希世子さんがゲストスピーカーとして参加します。彼女は、社会の困難に直面する人々と農業界をつなぐ活動を行っており、その経験と知識を通じて参加者に大きなインスピレーションを与えることでしょう。
また、三菱UFJフィナンシャル・グループや、多くの地域団体、ボランティアの支援によって、このプログラムは実現しています。さらに、株式会社ジーエークレアスからは印刷物の提供があり、参加者には株式会社ビースリーから提供されるグルテンフリーの熟成バスクチーズケーキが振る舞われる予定です。
参加学生の思い
参加者の一人、山田武(仮名)は両親の離婚後、父親との生活の中で虐待にさらされながらも、高校受験に合格しました。現在は里親のもとで新たな生活を始め、将来は福祉分野で人々の心の痛みを理解し、支援する活動を希望しています。その彼の思いは、プログラム参加の目的とも密接に関連しています。
将来への問いかけ
一般財団法人教育支援グローバル基金は、「逆境は優れたリーダーを創る」という理念のもと、社会的に困難な環境に置かれた若者たちが直面する様々な格差を是正し、彼らが持つ可能性を最大限に引き出すことを目指しています。このような事業を通じて、参加者たちは自分の内面を見つめ直し、社会に対する意識を高める貴重な機会を得ています。今回のスプリング・プログラムは、若者たちにとって人生の新たな扉を開く瞬間になることでしょう。
参加を通じて、ただの学びの場でなく、今後の人生においても大きな影響を与える経験となるはずです。彼らの成長を見守ることが、私たちの社会全体にとっても重要ですので、ぜひご注目ください。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人教育支援グローバル基金
- 住所
- 東京都渋谷区松濤1-26-18園ビルディング1F
- 電話番号
-
03-5453-8030