点検AIロボットの開発
2025-08-04 17:50:59

老朽インフラを支える!点検AIロボットの新開発プロジェクト

老朽インフラを支える!点検AIロボットの新開発プロジェクト



業務DXロボットを手掛けるugo株式会社が、国立研究開発法人である新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU事業)の採択を受けました。今回の事業は、2040年までに予想される1,100万人規模の労働力不足という課題に対し、新たなソリューションを提供するものです。特に、老朽化した社会インフラの維持・管理に特化した点検AIロボットの開発が目指されています。

1. 労働力不足と社会インフラの課題


日本の社会インフラの多くは、建設から50年以上が経過した老朽設備が多くを占めており、メンテナンスを行う技術者の高齢化も進行しています。この状況は、社会の安定した生活や経済活動に深刻な影響を及ぼしかねません。点検・保守に必要な人材の確保が難しくなる中、ugo社は革新的なロボティクスの導入でこの問題に立ち向かいます。

2. ugoの点検AIロボットについて


これまで、多数の現場で苦労しながら実施してきた小型点検ロボット「ugo mini」を基に、より性能を発揮できる点検AIロボットの開発を進めることが決まりました。この新たなロボットは、大きな段差や不整地に対応できる走破性と共に、屋外環境でも運用可能な機能を備えています。屋外で自律移動が実現されることにより、従来は人手に頼っていた点検業務が効率化され、安全性も向上することが期待されています。

3. DTSU事業の目的と意義


DTSU事業では、リスクは高いものの、社会全体の課題解決につながるような革新的技術の研究開発が支援されています。採択されたugoのプロジェクトは、労働力不足という社会問題に対して直接的な解決策を提供するものとなります。この支援を受けることで、技術の確立や事業化に向けた研究開発が進むことが期待されています。

4. 業務DXロボット「ugo」の特性


「ugo」は、遠隔操作のみならずAIによる自動制御も組み合わせたハイブリッド型のロボットです。その特性は、警備、点検、案内など現場ごとに異なる業務に柔軟に対応できることにあります。設備や業務によってカスタマイズが可能で、人手不足が著しい領域における人の代替ではなく、むしろ「人と共に働くパートナー」としての役割を果たすことを目指しています。

5. 会社概要


ugo株式会社は、東京都千代田区に本社を構え、2018年に設立されました。代表は松井健氏で、URLは公式ウェブサイトです。同社は、ugoソリューションの提供と運用に加えて、RaaS(Robotics as a Service)フレームワークの開発・提供も行っています。

この新たな試みを通じて、社会インフラの維持管理がより効率的かつ持続可能になることが期待されており、今後の動きに注目が集まります。


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会社情報

会社名
ugo株式会社
住所
東京都千代田区東神田1-7-8プライム東神田ビル9階
電話番号
03-5846-9967

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