株式会社インフォマティクスが新たに展開するAR/MRアプリGyroEye
株式会社インフォマティクスは、2024年7月25日より、Magic Leap 2に対応した新しいAugmented Reality(拡張現実、以下AR)およびMixed Reality(複合現実、以下MR)アプリケーション「GyroEye」(ジャイロアイ)の販売を開始しました。このアプリは、特に建設業界向けに設計されており、様々な現場でのニーズに応えることを目指しています。
GyroEyeの開発背景
GyroEyeの開発は、2023年の夏から始まりました。Magic Leap 2が日本国内で販売されてから、インフォマティクスのチームはその性能を徹底的に検証し、ユーザーからのフィードバックを元に改善を続けてきました。他社製のMRデバイスと比較した際の精度や安定性、そしてコントローラを使用した操作性が評価され、早期のリリースが求められた結果、今回の販売に至ったのです。
システムの特徴
GyroEyeは、Microsoft HoloLens 2、iPhone/iPad、そしてMagic Leap 2に対応したアプリケーションで構成されており、AR/MR技術を駆使して実空間に図面やBIM/CIMデータを重ね合わせて表示します。この機能は、施工管理や図面の確認、プレゼンテーションなど、多岐にわたる用途で活用できます。
Magic Leap 2版の機能
新バージョン2024.1.2のGyroEyeは、AR/MR用データをWebブラウザを通じて変換する「GyroEye Webデータコンバータ」と、実空間でデータを操作するための「GyroEyeビューワ」を搭載しています。具体的な機能は以下の通りです:
- - GyroEye Webデータコンバータ: 2Dデータ(DXF/DWG/MAN)および3Dデータ(RVT/IFC/SKP/FBX/OBJ/DAE/3DS/DXF/MAN)を変換できます。
- - GyroEyeビューワ: ARマーカーを使った配置機能や複数基準点に対応し、配置位置の調整やレイヤ機能、透過モードなど多様な操作が可能です。
今後の展望
初期バージョンの提供が開始されたGyroEyeですが、今後も随時アップデートを行い、新機能の追加を予定しております。特に、建設業務のデジタル化が進む中で、AR/MR技術への期待が高まっていますので、GyroEyeはその進展を支える重要なツールとなるでしょう。
インフォマティクスの企業概要
株式会社インフォマティクスは、1981年に設立されたシステムインテグレータで、CAD/CGシステムや地理情報システムの開発、販売、サポートに特化しています。現在、約250名の社員を抱え、日本全国の中央官庁や地方自治体、建設業界など多岐に渡る分野において多くの導入実績を誇ります。これからも、AR/MR技術を活用した革新的なソリューションを提供し続けることが期待されています。
お問い合わせ先
製品に関する詳細は、インフォマティクスのXR推進室までお気軽にお問い合わせください。電話:044-520-0850、メール:
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