CCSとJALが手を組む地域創生フィールドワーク
中央コンピューターサービス株式会社(CCS)と日本航空株式会社(JAL)が、地域創生を目的としたフィールドワークプログラムを展開することを発表しました。この新しい試みは、地域活性化のために学生たちが地域に入り込み、実際の課題解決へとつなげていくことを目指しています。
CCSとJALの協業背景
CCSは1981年の創業以来、自治体向けのシステム構築を手掛け、地域社会に積極的に関与してきました。北海道中標津町を本社に置くCCSは、少子高齢化や人口減少といった社会課題に挑むことを使命とし、その活動の一環として「ミチシロカ」という体験型教育プログラムを運営しています。
一方、JALはESG戦略を重視し、移動を通じた地域とのつながりの創造に取り組んでいます。特に、「JALガクツナ プロジェクト」を通じて学生と地域のマッチングを行い、持続可能な人材育成と地域貢献を実現しています。この両者の取り組みが合致したことから、連携が生まれました。
プログラムの概要
今回のフィールドワークは、北海道十勝地方の更別村を舞台に展開されます。CCSがフィールドワークの設計や運営を行い、学生をサポート。JALも共同でプログラムを企画し、必要な移動支援を提供します。このプログラムでは、参加学生が地域の課題を発見し、地域資源を活かした解決策を考えることを目的としています。
更別村は自然豊かで農業も盛んな地域ですが、同時に人口減少や産業の担い手不足という課題に直面しています。フィールドワークでは、学生たちが地域住民や自治体職員と対話を重ねていくことで、地域の真の魅力やニーズを引き出します。
期待される成果と展望
CCSとJALは、学生が地域での学びを深める環境を整えることに注力しており、フィールドワーク終了後も学生と地域が継続的に交流できる機会を設ける予定です。このような取り組みによって、関係人口を増やし、地域の課題を解決していくことが期待されます。
CCSは、学生が主体的に行動し、地域との交流を通じて成長できるような環境を提供する一方で、JALは移動支援や広報活動を担当し、学生たちの地域探求に役立つようサポートします。今後の展望として、他の地域でも同様のプログラムを展開し、地域創生へ貢献する計画が進行中です。
結びに
CCSとJALとの連携によるこのフィールドワークは、単なる教育活動にとどまらず、地域社会と次世代人材をつなぐ重要なプログラムとなるでしょう。地域社会の活性化に向けた新たな挑戦が、これからどのように展開されていくのか、期待が高まります。