株式会社THIRDのAIエンジニア鳥羽駿介がKaggle Grandmasterに昇格
株式会社THIRDは、不動産・建築業界をターゲットにしたAI開発を行う企業で、東京都新宿区に本社を構えています。この度、当社のAIエンジニア、鳥羽駿介が世界最大のデータサイエンスコミュニティKaggleのコンペティションにおいて、準優勝を収め、最高位の称号Kaggle Grandmasterに昇格しました。これにより、THIRDに在籍するKaggle Grandmasterは2名となります。
Kaggleとコンペティションの概要
Kaggleは、Google社グループによって運営される、企業や団体が持つ課題を解決するためのデータサイエンスの競技場です。企業が実際に抱える問題を基に、参加者は機械学習を駆使して解決方法を見出します。コンペティション内では、参加者の成績に応じてメダルが授与され、金メダルの獲得数が称号に反映されます。鳥羽が参加したコンペティション「USPTO - Explainable AI for Patent Professionals」では、特許文書の効率的な検索クエリを生成する課題に取り組みました。
コンペティション結果と昇格の背景
今回のコンペティションには、世界中から571チームが参加。鳥羽は自作の高速検索アルゴリズムを用いてクエリを最適化するモデルを開発し、見事2位を獲得しました。これが、彼にとって個人として3個目の金メダルとなり、通算で5個目に達したため、Kaggle Grandmasterに昇格したのです。この栄誉は、全参加者約20万人の中でも、上位0.17%に限られる特権です。
鳥羽駿介の喜びの声
昇格を果たした鳥羽は、「目標だったKaggle Grandmasterに昇格できて嬉しい」と語ります。彼は、THIRDに入社した5年前からKaggleに取り組んできました。機械学習の知識がほとんどない状態からスタートし、同僚や外部関係者の協力をもとに成長し、個人としての金メダルを3枚獲得しての達成感はひとしおです。さらに、Kaggleでの経験が業務にも役立ち、実際のタスクでの精度改善成功例にもつながっています。
CSO今村の視点と評価
当社のCSOである今村安伸氏も、Kaggle Grandmasterの称号を持つ実力者です。今村は、鳥羽の成長を目の当たりにし、その努力と成長に感服しています。当初は練習用コンペしか経験が無かった鳥羽が、今では数々のメダルを獲得し、業務での成果にもつなげる姿勢を強く評価しています。このように、社員の成長を重視し、技術革新を促進する環境が整っていることがTHIRDの強みです。
AIエンジニアの採用方針
THIRDでは、AI開発部が運用する「管理ロイド」や「工事ロイド」のシステムを通じて、データを活用したプロダクト開発を行っています。また、不動産デベロッパーやゼネコン向けのAI開発も進めています。現在、深層学習やアルゴリズムに優れ、競技プログラミングで実績を上げている技術者の採用を積極的に行っており、チャレンジ精神旺盛な方々を歓迎しています。
自社のサイトには、THIRDの採用情報や、CSO今村、AIエンジニア鳥羽のインタビューが掲載されているので、興味のある方はぜひご覧ください。実績を積むための環境が整ったTHIRDで、新たなチャレンジに挑戦しませんか?
株式会社THIRD基本情報
THIRDは、AI技術を駆使して不動産や建築業界のデジタル変革を推進するスタートアップです。建設現場の監督経験を持つ創業者が集まり、コスト削減コンサルティングを行うことでスタートしました。現在は、AI-SaaSソフトウェアやAIの受託開発を通じて、業界の効率化を具体化しています。