保育・教育の未来を切り開く
保育業界に新しい風が吹き込む中、株式会社コドモンとZuMy株式会社の連携により、入園書類のオンライン化という新たなサービスが2026年1月7日からスタートします。このサービスによって、保護者や園の職員の負担が大幅に軽減されることが期待されています。
入園書類のオンライン処理
新たに展開される「zuuumy」は、保育園や幼稚園、さらには福祉施設を対象にした入園書類のオンライン化を推進しています。保護者はスマートフォンやパソコンを利用し、児童票や健康問診票など必要な書類を簡単に提出できます。また、保育施設側ではこれらの情報を一元管理できるため、運用のスムーズさが格段に向上します。
業務負担の軽減
今回の連携により、保護者が「zuuumy」で入力した情報をそのまま「CoDMON」に取り込むことができるという利点があります。これにより、保育施設では手入力や転記作業を不要とし、膨大な業務時間が削減されることが見込まれます。月ごとに行われる業務の山場、特に入園シーズンには多くの書類が集中するため、職員の業務負担は通常の倍に膨れ上がることがしばしばあります。
ヒューマンエラーのリスク削減
従来の業務プロセスでは、紙やPDFでの書類提出を経て、職員が手作業でデータを入力するため、誤入力や確認漏れが発生するリスクがありました。この新しいシステムでは、ヒューマンエラーが大幅に減少し、データの正確性が向上します。特に個人情報を扱うため、セキュリティリスクの管理も重要ですが、この連携のおかげで「安全性」を確保しつつ「効率化」を進めることが可能になります。
現場職員へのメリット
この連携によって現場の先生方は、本来の業務に集中できる環境を整えることができます。新入生の入園準備の際には、通常の保育業務と並行して多くの煩雑な作業が発生します。これらが軽減されることで、職員は子どもたちとしっかり向き合う時間を確保できるようになり、質の高い保育の提供が可能となります。
今後の展望
両社はさらに、入園や進級業務に関する機能の拡張や自治体との連携に向けた協力も検討しており、保育のさらなるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく考えです。これにより、保育現場における改革が進み、多くの施設で効率的な運営が実現されることでしょう。
企業概要
株式会社コドモン
- - 所在地: 東京都品川区
- - 設立: 2018年11月
- - 代表者: CEO 小池義則
- - 事業内容: 保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON」の運営など
ZuMy株式会社
- - 所在地: 東京都渋谷区
- - 設立: 2023年
- - 代表者: CEO 小泉太郎
- - 事業内容: 入園書類のオンライン化サービス「zuuumy」の提供
両社の連携により、保育業界は新たな次元へと進化しています。子どもたちの育ちを支えるために、今後も様々な取り組みを続けていくでしょう。