高山市の荘川町に位置する荘川桜が、今年も美しい花を咲かせる季節を迎えました。荘川桜は、岐阜県にある三大桜の一つとして名高く、その樹齢は500年を超えています。この桜の種類はアズマヒガンザクラで、岐阜県の指定天然記念物として保護されています。荘川桜は、かつて御母衣ダムが建設される際に、照蓮寺と光輪寺の境内にあった二本の巨桜が湖底に沈む運命にあったところを、桜を愛する多くの人々の協力によって無事に移植されました。その結果、今でも毎年見事な花を咲かせ、訪れる人々に感動を与えています。
今年も荘川桜のライトアップが開催されることが決まりました。期間は4月29日(火・祝)から5月2日(金)の4日間で、日没から21時までライトアップが行われます。この期間中、昼間の明るい桜とは違った幽玄な雰囲気を楽しむことができる絶好の機会です。夜空に映える桜の美しさは、訪れた人々に特別な思い出をもたらしてくれることでしょう。
荘川町のライトアップ会場は、国道156号沿いの御母衣湖岸に佇み、その風景はまさに圧巻です。毎年多くの観光客や地元の人々がこの美しさに魅了され、訪問を心待ちにしています。春の心地よい風を感じながら、荘川桜のライトアップを楽しむことができる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。
また、イベント中は交通誘導が行われるため、駐車場の利用にはご協力をお願いしています。そして、ライトアップ終了後は周辺に街灯などの照明がないため、足元には十分に注意をしてください。特に小さなお子様をお連れの方は、十分に気を付けて楽しい時間を過ごしていただきたいと思います。
最後に、ライトアップや荘川桜に関する詳細情報は、荘川観光協会または荘川町まちづくり協議会のホームページでもご確認いただけますので、ぜひチェックしてみてください。高山市での春の風物詩、荘川桜の美しさとともに素敵な時間を過ごしましょう。幸いにも、今年の春が皆様にとって特別な思い出となりますよう願っています。お問い合わせについては、高山市荘川支所や荘川観光協会へお気軽にご連絡ください。