MCデジタル・リアルティが新たな一歩を踏み出す
2026年2月9日、東京を本拠地とするMCデジタル・リアルティ株式会社(MCDR)は、NVIDIAが承認した液冷データセンター、NRT14の完成予想図を公開しました。このデータセンターは、国内で初めて「NVIDIA DGX-Ready データセンター」として液冷認証を受けた施設のひとつです。NRT14は、優れた処理性能を持つAIワークロードを支えるため、高密度でエネルギー効率のよいインフラを実現しています。
新しいNRT14データセンターは、2026年4月にサービスを開始する予定です。NVIDIAの最新アーキテクチャであるGrace Blackwellを採用したこのデータセンターは、NVIDIA DGX GB200インフラとNVIDIA GB200 NVL72ベースのシステムをサポートします。この認証により、利用者は高度な分析処理を活用して迅速なアウトプットを得ることができ、同時に運用コストの削減も期待できます。
液冷の利点とは
液冷認証を取得したことにより、NRT14では高密度のAIワークロードを100kW以上で安定的に処理できます。特に、NVIDIAの液冷対応Blackwellアーキテクチャは、従来の空冷システムに比べて最大25倍のエネルギー効率を実現。この効率的な冷却機能により、データセンターは持続可能で安定した運用が可能です。
NRT14の認証取得は、MCDRがNVIDIAおよびDigital Realty Trust Inc.との間で築いている戦略的なパートナーシップをいっそう強化するものでもあります。これにより、グローバルにサービスを提供する相互接続されたAI対応データセンターの開発が加速されるでしょう。
2023年には、MCDRが展開する他のデータセンター、KIX13(大阪府)、NRT10とNRT12(千葉県)も「NVIDIA DGX H100」への認定を受け、NRT14はこうした取り組みの延長線上に位置します。
AI推論ワークロードの需要
NVIDIAのDGXシステム担当副社長であるチャーリー・ボイル氏は、高度なAI推論ワークロードにおいて高密度かつエネルギー効率に優れたインフラの必要性を強調しました。MCデジタル・リアルティの新たな液冷データセンターが誕生したことにより、企業は非常に要求の厳しいワークロードを導入・拡張できる基盤が整うことになります。
MCDRの代表取締役社長、畠山孝成氏は「AI導入が加速する中、日本市場における当社のAI対応力をより強化することができる」と語り、今後も日本のハイパフォーマンスコンピューティング環境の提供に全力を尽くす姿勢を示しました。
MCデジタル・リアルティについて
MCデジタル・リアルティは、三菱商事と米国のDigital Realty Trust Inc.の合弁会社として2017年に設立されました。データセンターサービスを幅広く展開し、高品質なITインフラを提供することで、ビジネスの拡大や社会の発展に貢献しています。詳細については
公式サイトをご覧ください。