ゾンビ小学生の珍道中!
新刊『くいなちゃんはゾンビ! 最強ゾンビちゃんは学校に通いたい!?』が2026年5月13日に発売されました。本作品は、株式会社KADOKAWAが展開する角川つばさ文庫からの新作で、著者の平河ゆうきさんによる独創的なストーリーが展開されています。
サブタイトルに秘められた思い
この作品に込められているのは、「ゾンビになったけれど、普通の小学生として生きたい」という切実な願いです。主人公の存美(ありよし)くいなは、ある日目覚めると、自分がゾンビになっていることに気付くという非常にユニークな設定から物語はスタートします。彼女は、両親を事故で失った悲しい過去を持ちながらも、「普通の学校生活を送りたい」という願いを抱いて、前向きに生きようと奮闘します。
友情と奮闘の日々
イケメンのおさななじみである頼人(らいと)や、小柄ながら天才死霊術士の黄泉津永遠(よもつ とわ)とともに、くいなは学校生活を楽しみます。彼女のユニークなホロリとした毎日は、仲間たちとの友情を描く深いタッチがあり、思わず彼女の応援をしたくなるストーリー展開が魅力です。「ゼッタイに・気をつけようね・ゾンビバレ」という五・七・五のセリフからもわかるように、ユーモアに溢れた日常と共に、ゾンビという特異な設定がこの作品の大きな魅力となっています。
初のカラーイラスト
本書の特徴として、角川つばさ文庫のオリジナルシリーズで初めてカラーの挿絵が採用されています。この美しいイラストが読者を物語の世界に引きずり込み、より一層没入感を高めてくれます。ページをめくるごとに広がるカラフルなビジュアルと、奇想天外なストーリーが溶け合い、読者に新しい体験を提供します。特に、くいなちゃんのかわいらしさや、彼女の周りで繰り広げられるドタバタ劇が際立っています。
読者を引き込むメッセージ
また、物語の中には、「生きるとは何か」「自分の存在意義とは」といった深く、普遍的なテーマが扱われています。小学校中学年あたりの子どもたちは、こうした問いかけに触れることで、自分自身を見つめ直すきっかけになるでしょう。
編集者の声
本書を読んだ編集担当者は、「これまでに見たことのない新たな児童書!」と感銘を受けたと語ります。主人公が“死んでいる”という前提にもかかわらず、その明るい性格や前向きさが強調され、読者は思わず笑顔になり、時にはほろりと涙を流す瞬間もあることでしょう。
おわりに
『くいなちゃんはゾンビ!』は、心温まる物語や友情の大切さを子どもたちに伝えながら、笑いと涙を提供する一冊として、ぜひおすすめしたい作品です。ゾンビという独特な題材が、新しい形の児童文学に挑戦し、幅広い年齢層の読者に愛されること間違いなしです。新たな読書体験を求めている方は、ぜひ手に取ってみてください。きっと、思いもよらぬ発見が待っています!
書誌情報
- - 著者: 平河ゆうき
- - イラスト: からあげたろう
- - 発売日: 2026年5月13日
- - 定価: 880円(本体800円+税)
- - ページ数: 208ページ
- - ISBN: 978-4-04-632406-1