輝く若き才能、『介護の花子さん』が受賞!
2025年3月8日、鳥取県で開催された「第43回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール」にて、株式会社Gakkenが発行する書籍『介護の花子さん』の読書感想文が、名誉ある鳥取県知事賞を受賞しました。この受賞は、鳥取大学附属小学校5年生の河﨑聖良さんの感想文によるものです。
賞を受賞した河﨑聖良さんの素晴らしい体験
河﨑聖良さんは、「介護は難しそうだなと思っていた」と振り返りつつも、自身のひいおばあちゃんのため、また介護をする人たちの気持ちを伝えたくてこの本を選んだといいます。感想文を書くのは4年ぶりだったとのことで、「兄も同じ賞をもらっていて、喜んでくれて嬉しかった」とコメント。彼の謙虚な姿勢が印象的です。彼が言うように、「介護という難しい言葉を使わなくてもおばあちゃんたちを助けられる世界になってほしい」という願いが多くの人の心に響きました。
書籍『介護の花子さん』とその内容
『介護の花子さん』は、人気作家あさばみゆき氏による連作短編集で、2024年9月5日に発売予定です。この本は、実際のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)「ココファン」を取材し、そのリアルを柔らかく描いています。コミカルな要素を交えつつも、介護における真実や葛藤を味わえる内容となっており、読者の心を掴む力がある作品です。
主人公の山田花(通称「花子」)は22歳の女性で、彼女の成長物語が描かれています。最初は介護の仕事を軽い気持ちで始めた花子でしたが、やがて彼女は多くの問題に直面し、その中で成長していきます。花子は入居者たちや職員たちと向き合い、その中で自分自身を見つめ直すことになります。
その過程で、彼女は「笑顔」を唯一の特技と自負し、介護の仕事をやり遂げようと奮闘します。しかし、事は簡単ではなく、様々な人間模様や介護の難しさに直面します。特に、彼女の母や祖父のエピソードは読み手の心に深く響き、介護のリアルを伝えています。
あさばみゆき氏の紹介
著者のあさばみゆき氏は、横浜市在住の作家で、他にも様々な児童文庫やライトノベルを執筆しています。その幅広い作品は、子どもたちに夢や希望を与え、心に残る印象を与えるものです。彼女の作品世界は多くのファンに親しまれています。
公式ホームページでは、彼女の他の作品や活動についても見ることができます。
書籍情報と購入先
『介護の花子さん』は、定価1,210円(税込)で、2024年9月5日に発売予定です。多くの方が関心を寄せているこの本を通じて、介護への認識が深まることを期待しています。
- - 【Amazonでの購入】(https://www.amazon.co.jp/dp/4052059832/)
- - 【楽天ブックスでの購入】(https://books.rakuten.co.jp/rb/17881086/)
まとめ
今回の受賞により、国や地域が抱える大きなテーマとなっている「介護」の重要性を改めて感じ取ることができました。河﨑聖良さんの感想文や『介護の花子さん』によって、多くの人が介護というテーマについて考え、理解を深めることができる機会が広まれば幸いです。