第11回Mt.富士ヒルクライムが開催されました
日本で最大規模を誇る自転車ヒルクライムレース「富士の国やまなし 第11回Mt.富士ヒルクライム」が、6月1日(日)に開催されました。今年も多くのサイクリストが参加し、大会は盛況のうちに幕を閉じました。この大会では、6,590名がエントリーし、6,165名が出走。完走者は6,067名と、これまでの大会の中で最も多くの選手が世界遺産である富士山を駆け登りました。
サイクルエキスポで熱気満点
5月31日(土)には、大会史上最多の52社が出展した「サイクルエキスポ」が開催され、参加者やファンが大いに楽しんだ一日となりました。トークショーや講座、大抽選会など多彩なプログラムが用意され、のべ7,000名が来場しました。日本初のツール・ド・フランス参加者である今中大介さんの下山講座や、日向涼子さんのヒルクライム講座など、興味深い内容が盛りだくさんでした。
熱いレースの展開
当日のレースでは、本柳隆志選手(チームWADA, 栃木県)が新設された「主催者選抜クラス」で競い、プロ顔負けの高レベルな戦いを繰り広げました。彼は1時間1分22秒というタイムで総合優勝を果たしました。また、女子クラスでは松岡芙蓉選手(富士急スケート部, 山梨県)が堂々の3冠を達成。ジュニア部門では、雨宮耕基選手(山梨学院大, 山梨県)が優勝し、最も未来に期待される選手に贈られるブライテスト・ホープ賞も手にしました。
多彩な参加者が集結
今年の大会には、シャ乱Qのまことさんや道端カレンさん、小島よしおさんなど多くの著名人も参加。また、海外からも約100名のサイクリストが集まり、晴天の中でヒルクライムを楽しんでいました。一般参加者と共に新たな景色を求め、皆がそれぞれのペースで挑戦する姿は、感動的でした。
競技後の楽しみも
ヒルクライムは、通常のスピードが高くなく、接触や転倒のリスクが少ないため比較的安全と言われる競技です。しかし、上り坂をこなす際には辛さも伴います。それでも、多くの選手がフィニッシュしたときに感じる達成感に魅了されています。フィニッシュ地点からの絶景もヒルクライムの大きな魅力の一つです。
これからのイベント予定
月刊『ファンライド』では、Mt.富士ヒルクライム以降も様々な自転車イベントを企画しています。興味のある人は是非参加してみてください。今後のイベントスケジュールは次の通りです:
- - 6月14日(土)タイムトライアルジャパン 第1戦渡良瀬(群馬県邑楽郡)
- - 7月27日(日)タイムトライアルジャパン 第2戦利根川(埼玉県加須市)
- - 8月30日(土)TOKYOエンデューロ SUMMER(千葉県木更津市)
- - 9月7日(土)富士チャレンジ300(静岡県小山町)
- - 10月6日(日)グランフォンド八ヶ岳(山梨県北杜市)
最後に
株式会社アールビーズが発行する月刊『ファンライド』では、参加者に向けてトレーニング法や機材の選び方などをわかりやすく伝えています。次回の大会に向けて、ぜひこの機会に準備を進めてください。