顧客幸福度調査2026:最も幸せを感じるブランドは『On(オン)』
株式会社ファンベースカンパニーの研究機関、ファン総合研究所による顧客幸福度調査が、今年も実施されました。この調査では、さまざまな業界の241ブランドを対象に、顧客が実際に感じる「幸せ」を可視化する独自の指標「顧客幸福度スコア(CWS)」が算出され、その結果が注目されています。
研究の背景と目的
近年、物質的な豊かさよりも心の豊かさが重視されるようになり、人々の価値観は変化しています。この背景には、ウェルビーイングへの関心や「推し活」の広まりが影響しており、企業活動においても顧客とのつながりや、その人々の幸福感が重要視されるようになりました。ファン総合研究所は、この変化を受けて、2024年に「顧客幸福度」を通じて企業が顧客との深い関係を築いているかを測る指標を開発しました。
上位20ブランドの発表
今年の調査結果では、241ブランドの中で『On(オン)』が総合1位を獲得しました。上位20ブランドには、日常利用される食品・外食ブランドから、熱心なファンを持つエンターテイメントやアウトドアブランドなど、バラエティ豊かな業種が並びました。顧客が感じる幸せの度合いを1~10点で評価し、CWSを算出した結果です。
業界別の幸福度傾向
各業界の平均CWSを比較したところ、自動車業界が最も高い平均値を示し、金融やIT関連の業界が最低値を記録しました。これは、業界ごとの特性、つまりビジネスモデルや商品特性、顧客との接触頻度などが影響を与えていると考えられます。
CWSとビジネス成長の関係
調査では、顧客の推奨意向や継続利用意向といったビジネス指標についても調査が行われました。顧客幸福度が高いほど、推奨意向や継続意向も高まる傾向があり、CWSの向上が顧客の関与やリピートにつながることが示されました。具体的には、CWSが向上することで推奨意向が約4倍に跳ね上がることも分かりました。
今後の展開
今後、日経クロストレンドにて本調査の詳細な分析結果が特集記事として掲載される予定です。また、今回の調査を基にした有償レポートも販売される予定で、各ブランドのCWSやファン心理についての詳細なデータが提供されます。さらに、随時分析レポートが発表される予定で、最新の研究結果を受け取るための登録も可能です。
まとめ
ファン総合研究所による顧客幸福度調査は、企業とファンがお互いに幸せを感じる未来の共創を目指しています。この調査は、顧客の心理や行動に基づいた実態を捉える重要な手段であり、企業にとっても新たなマーケティング戦略を導入するための指針となることでしょう。顧客幸福度が高いブランドが選ばれるこの時代、企業は顧客との関係性を深めることが求められています。