EMLinkとは何か?
株式会社設備保全総合研究所(EML)が新たに導入したEMLinkは、自治体管理を目的とする統合パッケージです。近年、自然災害の増加や老朽化、地方の人口減少に伴い、自治体のインフラ管理に対する関心が高まっています。特に、効率的な管理体制の確立が求められている中、EMLinkはそのニーズに応えるソリューションを提供します。
EMLinkの特徴
EMLinkは、エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング(EBPM)を採用しており、維持管理体制を強化します。ISO55001に基づき、資産の価値を最大化することを目指しているため、信頼性と透明性を兼ね備えたシステムです。さらに、複数の公共施設を一元管理できる共通データベースを提供し、業務の効率化を実現します。
ユースケース
適用可能なユースケースには、以下のような施設が含まれています:
- - 市水および工業用水関連施設
- - 小規模地域分散型発電所(バイオマス、太陽光、水力)
- - ごみ処理設備(焼却炉、埋立て)
- - 河川やダムの管理
- - 路面・橋梁のメンテナンス
- - 港湾設備の運営
これらのシステムは、包括委託業者と連携し、効率的な業務処理を可能にします。EMLinkは、労務時間の削減にも寄与し、現場での負担を軽減します。
持続可能なインフラ管理の推進
EMLは特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会のメンバーとして、官民連携のもとで自治体インフラの管理を進めています。協会の講演会や対談を通じて、インフラ管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、効率的かつ効果的な運営を実現するための情報交換を行っています。
講演会と対談
EMLの活動の一環として、来年2024年7月には講演会を実施予定です。また、PFI・PPP協会会長との対談も行われており、そこでデジタル化の重要性が強調されています。危機に瀕する自治体を救う具体的な方法についての意見交換が行われる予定です。
まとめ
EMLinkは、今後の自治体インフラ管理において非常に重要な役割を果たすことが期待されています。アセット・マネジメントにおける革新を通じて、日本全国で導入が進んでおり、その効果が期待されているところです。自治体や包括委託業者は、この機会にEMLinkの導入を検討してみる価値があるでしょう。