ポラス建築コンペ受賞発表
2024-08-05 18:50:27

第11回ポラス学生建築デザインコンペティション受賞作品の発表

ポラス株式会社は、2023年7月11日、埼玉県越谷市で「第11回POLUS-ポラス-学生・建築デザインコンペティション」の二次審査会を開催しました。このイベントは、未来の建築家を育成するためのプラットフォームであり、「個が際立つ新しいシェアのまち」をテーマにした作品を広く募集しています。応募数は610点にのぼり、一次審査を通過した5点が二次審査に進みました。

最優秀賞に輝いたのは、芝浦工業大学の末松拓海さんと中林由佳さんのチームによる作品『原子たちのための家』です。この作品は、さまざまな生活スタイルを持つ人々が共存できる新しい住まいの形を提案しており、審査員たちから高く評価されました。特に、プレゼンテーションにおける具体的なビジュアライゼーションが印象的だったとのことです。

優秀賞には北海道大学大学院の茂崎秀祐さんと中野馨文さんが制作した『自動記述的なカタチの重なり』が選ばれました。彼らの作品は、独自の視点から建築の可能性を探求する姿勢が評価されています。

さらに、入選には立命館大学の野々村佑菜さんと今井廉さんの『他を感じ、個を知る。個が際立つとは他者と関わること』、武蔵野美術大学と芝浦工業大学の協同作品『大きな軒先の家~軒から軒へ、滴る暮らし~』、そして早稲田大学の山口篤さんと一杉健洋さんによる『ランウェイに暮らせば、個性の「表出」と「あふれ出し」の『のりしろ』となる渓谷舞台』が選ばれました。

最優秀賞を受賞した末松さんと中林さんは、作品が評価されたことに感謝し、さらに多様な空間を設計する意欲を語りました。彼らはまだ学部生ですが、既に建築に対する深い思索と新しい空間の創出に向けた情熱を持っていることが分かります。

審査委員は、横浜国立大学の西沢立衛教授をはじめとした専門家たちです。西沢教授は、今回のコンペは特に熱戦が繰り広げられたとコメントし、最優秀賞の末松・中林案には独創的な人間集合の概念が見られ、そのプレゼンテーションの有機的な空間が印象的だったと語りました。優秀賞の茂崎・中野案も同様に、若さゆえの柔軟な発想が光ったという評価を受けました。

このコンペティションは、建築を志す学生たちに実績を築く貴重な機会を提供しており、これからの建築界で活躍する人材の発掘にも寄与しています。今後もこのような競技は続き、多くの学生が独自の視点から新しい価値を生み出すことを期待しています。


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会社情報

会社名
ポラス株式会社
住所
埼玉県越谷市南越谷1-21-2
電話番号
048-989-9111

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