エクセル・グループの合併決議について
セレンディップ・ホールディングス株式会社は、2025年6月18日の取締役会で、連結子会社であるエクセル・グループの国内5社に関する吸収合併を決議しました。存続会社はエクセル株式会社で、エクセルホールディングス株式会社、エクセル製作所、エクセルエンジニアリング、エクセル・ロジスティクスの4社が消滅する形となります。この合併は既に当社の完全子会社間で行われるため、適時開示には該当しないことが強調されています。
合併の目的
エクセル・グループは、セレンディップが2024年12月に全株式を取得し、同社の傘下に加わりました。その後の合併は、エクセル・グループのバックオフィスや販売、製造に関する機能を一元化し、事業運営をいっそう効率的にすることを目指しています。特に、エクセル・グループは形状の自由度が高く、異なる樹脂材料の一体成形を行う3次元ブロー成型をコア技術としており、自動車部品などの樹脂製品の製造を行っています。
合併による効率化が進むことで、迅速な意思決定が可能となり、製品の供給もより機動的に行えるようになると見込まれています。また、経営資源の一元化は企業グループとしての価値向上にも寄与することが期待されています。
合併の要点
今回の合併によって、エクセル・グループの構造は次のように変わります。
合併前の構成
- - EXC:エクセル株式会社
- - EXH:エクセルホールディングス株式会社
- - MFG:株式会社エクセル製作所
- - EXE:株式会社エクセルエンジニアリング
- - EXL:株式会社エクセル・ロジスティクス
合併後の構成
- - DEM:DALIAN EXCELL MANUFACTURING Co.,Ltd(中国)
- - ECS:EXCELL CZECH s.r.o.(チェコ)
- - EUI:EXCELL USA, INC.(アメリカ)
- - TEM:THAI EXCELL MANUFACTURING Co., Ltd(タイ)
合併の日程
- - 合併決議取締役会:2025年6月18日
- - 合併予定日(効力発生日):2025年8月1日
合併の方式
合併は、エクセル株式会社が存続会社となり、他の4社が消滅会社となる吸収合併の形式を取ります。尚、合併に関して新たに株式を発行したり、金銭を割り当てることはありません。消滅法人に関連する新株予約権や予約権付社債も存在しないため、スムーズな統合が期待されています。
合併後の展望
合併後も存続会社の基本情報は変更されず、商号、所在地、役職名、事業内容、資本金、決算期などはそのままとなります。これにより、企業としての安定性が保たれると同時に、業務の効率化が進むことで、さらなる成長を目指すことになるでしょう。
今後の見通し
今回の合併はグループ内の子会社間で行われるため、連結業績には大きな影響を与えないと見られています。しかし、今後開示が必要な事柄が発生した場合には、速やかに公表されるとのことです。エクセル・グループが今後どのように成長を遂げていくのか、注目が集まります。