鈴鹿医療科学大学、LMS導入で合格率向上
2024-06-28 14:42:02

コロナ禍でも高い国家試験合格率を維持!鈴鹿医療科学大学がLMS導入で実現した学びのDX

医療系大学におけるLMS導入の成功事例:鈴鹿医療科学大学



鈴鹿医療科学大学は、EdTechスタートアップのlearningBOX株式会社と産学連携し、学習管理システム(LMS)「learningBOX」を導入しました。その結果、コロナ禍においても高い国家試験合格率を維持し、留年・退学者数を減少させるという成果を収めました。

LMS導入による効果



2021年からlearningBOXを本格導入した鈴鹿医療科学大学では、学生の学習効果向上、国家試験合格率向上、留年・退学者数減少などの効果が見られています。

  • - 国家試験合格率向上:2021年度以降、臨床工学技士の国家試験合格率が上昇し、2023年度も全国平均を上回る高い合格率を維持しています。
  • - 留年・退学者数減少:コロナ禍による学習環境の変化やモチベーション低下といった課題に対し、learningBOXを活用した効果的な学習支援を実施したことで、留年・退学者数の減少傾向が見られます。

コロナ禍における学びのDX



コロナ禍では、多くの大学でオンライン授業の導入が進みましたが、同時に学生のモチベーション低下や学習環境の変化といった課題も浮き彫りになりました。鈴鹿医療科学大学では、これらの課題解決に向けて、learningBOXを活用した学びのDXを推進しました。

  • - 反転学習の実現: 授業前に学習内容を予習し、授業時間中は演習やディスカッションに充てる反転学習を効果的に実現しました。
  • - 習熟度別アダプティブラーニング: 学生の理解度に合わせて学習内容を調整することで、個別最適化された学習を可能にしました。
  • - 学習進捗の可視化: 学生は自身の学習進捗を常に把握できるようになり、学習意欲の維持に繋がりました。

産学連携による共同研究



鈴鹿医療科学大学とlearningBOX社は、産学連携プロジェクトを通して、LMSを活用した効果的な教育方法について共同研究を行っています。

  • - 効果的な教材作成に関する情報共有: 教材作成に関するノウハウや最新情報などを共有することで、質の高い教材開発を推進しています。
  • - learningBOXの機能改善: 学生や教員のニーズに基づいた機能改善提案を行い、learningBOXの更なる進化を目指しています。

今後の展望



鈴鹿医療科学大学とlearningBOX社は、今後も産学連携を強化し、教育の質向上、学生の学びの充実、そして医療・福祉分野の発展に貢献していきます。

  • - AI活用: AI技術を活用した学習支援システムの開発などを検討し、よりパーソナライズされた学習環境を提供していきます。
  • - 臨床工学技士国家試験対策: 臨床工学技士の国家試験対策として、learningBOX社のクイズ作成ツール「QuizGenerator」を活用した無料の過去問練習サイトを公開しています。

まとめ



鈴鹿医療科学大学におけるlearningBOX導入は、コロナ禍における教育の課題解決に大きく貢献した事例と言えるでしょう。今後、learningBOX社との連携を深め、更なる教育改革を進めていくことで、医療・福祉分野のスペシャリスト育成に貢献していくことが期待されます。


画像1

画像2

画像3

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。