Dahua Technology、新しいHDCVI Xプラスを発表
近年、ビデオ監視技術は急速に進化しており、業界リーダーであるDahua Technologyがその進化を新製品「HDCVI Xプラス」で示しました。新たに発表されたこの製品は、特にビデオ中心のAIoTソリューションに重きを置いている点が特徴です。HDCVI Xプラスは、WizColor、PTマルチビジョン、双方向通話、拡張エンコーディング、AcuPickの5つの革新的な技術を融合し、ビデオ監視の可能性を大きく広げることを目的としています。
視覚表現を革新するWizColor
HDCVI Xプラスの第一の特長であるWizColorテクノロジーは、強力なAI-ISP(画像信号処理技術)を活用し、大口径レンズと大きなピクセルサイズセンサーをカメラ内で統合しています。これにより、特に夜間撮影においても鮮明な色彩を再現し、モーションブラーを抑えた高画質な画像を得ることが可能です。さらに、LDC(レンズ歪み補正)をサポートすることで、高画質を保ちながら広範囲な視野を提供します。
複数視点で捉えるPTマルチビジョン
続いて、PTマルチビジョン機能は、さまざまなインテリジェント機能を提供します。アウルアイズ(6倍ハイブリッドズーム)や、ツインアイズ(2ゾーンモニタリング)、リンクアイズ(手動リンク)、パノアイズ(デュアルレンズステッチングとターゲットトラッキング機能)など、用途に応じた柔軟なビジュアル管理が実現します。これにより、リモートでの監視コストを削減し、専門的な保護を可能にします。
双方向通話機能での遠隔監視
双方向通話の機能も、HDCVI Xプラスならではの魅力です。DMSSアプリを使用することで、遠隔地からでも手軽にクリアな音声通話が可能になります。音声通信の距離は最大8メートルであり、便利な情報への即時アクセスやフィードバック処理が実現します。また、エコーキャンセル技術やAIノイズリダクション機能が搭載されており、驚くほどスムーズなコミュニケーションができるのが特徴です。
映像再生をスムーズにする拡張エンコーディング
HDCVI Xプラスでは、監視録画の再生における品質の問題にも対処しています。拡張エンコーディング機能は、DahuaのXVRに最適化されており、市場に流通している従来の非リアルタイムアナログビデオレコーダーに見られるぼやけやゴースト現象を軽減します。これにより、映像体験が向上し、監視シーンの効果的な復元が可能となります。
精度の高いターゲット検索を実現するAcuPick
最後に、AcuPick技術は、構造化データの抽出・比較機能を提供し、監視対象のターゲットを迅速かつ正確に絞り込むことができます。この機能は、プレビューおよび再生中にビデオクリップの検索エリアを描画することで、監視対象のターゲットがどこにいるかを素早く見つけられるようになります。ユーザーは、インテリジェントリソースを一つのページで確認し、設定をダイレクトに調整することも可能です。
Dahuaの新製品「HDCVI Xプラス」は、今後の監視技術の変革をもたらすことが期待されています。詳細は公式ホームページで確認できます(英語のみ)。