株式会社Proxima Technologyの最新資金調達について
東京都台東区に拠点を置く株式会社Proxima Technologyは、最近、第三者割当増資を通じて3.0億円の資金を調達しました。この資金調達により、同社の累計資金調達額は4.4億円に達しました。資金は主に最適制御AI「Smart MPC」の新機能の開発に使用され、FA(ファクトリーオートメーション)業界への本格的な参入を視野に入れています。
Proxima Technologyとは何か?
Proxima Technologyは、職場や日常生活に数学の力を活かす社会を実現するために設立されました。同社は特に、機械学習や最適化技術、制御、3Dデータ解析などの数理的アルゴリズムを様々な領域で実装することを目的としています。現在の主力製品である「Smart MPC」は、従来自動運転業界で用いられていたモデル予測制御を、他の多くの産業へと広げるための技術です。
資金調達の詳細と今後の方向性
この度の資金調達によって、Proxima TechnologyはFA業界特化型の事業拡大を加速させることを目指しています。具体的には、PLCや各種センサーの設置、さらにはDCSやSCADAといった制御管理システムの構築まで、FAに必要な技術を一手に担う体制を整える予定です。
採用活動について
Proxima Technologyは新たな人材の採用も積極的に進めており、エンジニア、ビジネス開発、財務経理、コーポレートなど多様なポジションで人員を募っています。特にエンジニア職では、アカデミア出身の人材を積極採用していることが特徴です。このように、学問的な知識やバックグラウンドを持つ人材が集まる文化が、同社の強みともなっています。
深津卓弥社長のコメント
Proxima Technologyの代表取締役である深津卓弥氏は、今回の調達に対してDRONE FUND社およびDEEPCORE社への感謝の意を表し、自社の理念「数学の社会実装」がFA分野において実現に近づいたと述べています。また、数理の力で様々な社会課題を解決するための活動を続ける意欲を見せています。
DRONE FUNDとDEEPCOREの役割
資金提供を行ったDRONE FUNDとDEEPCOREはそれぞれドローンやエアモビリティ、AI関連技術に特化した投資を行っているベンチャーキャピタルです。DRONE FUNDはドローン関連スタートアップへの多角的な投資を行っており、DEEPCOREはAI技術の進化を支援するためのプログラムを展開しています。
未来への夢
Proxima Technologyは今後、数理技術を中心に様々な産業での社会実装を目指して精力的に活動していくでしょう。新たな機能の開発と人材の募集を通じて、より良い社会の実現に向けたプロジェクトを推進していく姿勢が注目されます。ぜひ、興味を持たれた方は同社の活動に目を向けてみてください。今後の展開が楽しみです。