株式会社ウィルの内定式は運動会!
兵庫県宝塚市にある株式会社ウィルは、毎年恒例の内定式を運動会形式で実施しています。今年は10月2日(水)と3日(木)の2日間にわたり、2025年4月入社予定の内定者30名を迎え、活気に満ちたイベントを行います。この運動会は、1995年に初めて実施されて以来、29年にわたり継続されていますが、その背景には内定者と会社の相互理解を深め、入社意欲を高める目的があります。
運動会の意義と効果
内定者は、実際に社内行事に参加することで企業文化を実感し、他の内定者や先輩社員との触れ合いを通じてリアルな職場の雰囲気を理解することができます。このプロセスで不安を解消し、入社後のイメージを膨らませることができるのです。また、会場での運動会は、役職や年齢、部署を超えたコミュニケーションを促進し、社内の連帯感を醸成します。
「内定式は運動会」として定着したこのイベントは、参加者全員に達成感と高揚感を提供し、仕事への意欲を高める重要な機会となります。今年の運動会では、290人以上の参加者が集い、最大規模の運動会になることが期待されています。
実施概要と内容
内定式は2日間の日程で、1日目は四半期納会として、社員の営業成績や労を労うイベントが行われます。その中で、成績や会社の状況を直に体験し、社会人としてのリアルな一面を感じることで理解を深めます。
2日目の運動会では、先輩社員とのチームを組み、様々な競技に挑戦します。種目は9種類あり、運動会を盛り上げるための賞品も豊富に用意されています。
自前主義で運営
興味深い点は、運動会の企画・運営を専門業者に依頼せず、社員が自らの手で行うという姿勢です。事業部長が率いる「運動会準備隊」には、様々な年次や部署から集まったメンバーが参加し、それぞれの思いを胸に準備を進めています。
参加者たちは、運動会準備の過程で、貴重な経験を得ると同時に、他の部門の先輩社員とのつながりを築くことができます。多様な背景を持つ社員が協力して一つのイベントを創り上げる姿勢は、独特で有意義なものでしょう。
参加者の声
運動会準備隊に参加する理由も多種多様です。「受け身では物足りない」と語る社員や、集まったメンバーの雰囲気に触れ、感銘を受けた社員もいます。仲間とともに一つの目標に向かって努力する過程は、多くの参加者にとって楽しく、感動的な体験となるでしょう。
日本の企業の多くが内定式を形式的に行う中、株式会社ウィルのユニークな試みは、今後も注目されることでしょう。この運動会を通じて、内定者たちが実際の職場環境を体感し、社員間の距離を縮めることが期待されています。これからも続くこの伝統が、今後どのように進化していくのか、目が離せません。