ウクライナ避難女性のためのBIM講座を開講
BA-plus株式会社(本社:東京都新宿区)は、ウクライナから日本に避難してきた女性を対象に、建設業界での就業支援を目的としたBIM(Building Information Modeling)講座を2025年2月26日に開講します。この講座は、ウクライナ学生支援会(JSUS)と専門学校「清風情報工科学院」との連携によって実現しました。
講座概要
この「Autodesk Revit基礎研修」は、ウクライナ出身の女性10人を含む合計12人の外国籍女性を対象とし、最新のBIM技術を活用した建設業の基礎を学びます。受講生たちは、建設産業に必要な知識や技術を習得することで、日本での就業機会を得ることが期待されます。特に、ウクライナから避難した人々に対しては、母国復興の際に役立つスキルを身につけることを重要視しています。
講座の内容
講座では、以下のような内容が含まれます:
- - 国内建設産業の基礎知識
- - BIMの概念とその重要性
- - Autodesk Revitを用いた建築モデルの作成
開講期間と受講場所
講座は2025年2月26日から3月30日までの約1ヶ月間、大阪市阿倍野区にある「清風情報工科学院」で行われる予定です。
建設業界の現状
日本の建設業界では、労働力の減少と高齢化が進んでおり、2025年には多くの熟練労働者が引退すると予測されています。そのため、新しい人材の確保が急務です。この背景から、女性の活躍を促進する実行計画も策定されていますが、実際には依然として多くの課題が残っています。
BA-plus株式会社の役割
BA-plus株式会社は、建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に特化した企業であり、BIM人材の育成や派遣を行っています。ウクライナ避難女性たちに対しても、講座終了後に国内建設業界への就業支援を行う予定です。これにより、女性の就業機会の確保と、建設業界全体の活性化を目指します。
受講者たちの意気込み
受講予定の外国籍女性たちは、BIM技術を学ぶことによって、将来のキャリアの可能性を広げたいと考えています。例えば、ハルキウ出身のYuliia Haievskaさんは、「この講座は私たちの未来に役立つ重要なスキルを学ぶ機会です」と語っています。また、他の受講者も日本の建築技術に強い関心を持っており、学びの意欲を示しています。
今後の展望
BA-plus株式会社はこれからも、建築の職務歴を持つ外国籍人材を育成し、建設業界への定着を促進するための取り組みを続ける計画です。また、講座の内容や受講者の声をもとに、建設業界の女性活躍の場を広げることにも取り組む予定です。これからの日本において、BIM人材の確保と女性の活躍はますます求められるでしょう。
取材について
この講座の初日である2025年2月26日には、報道機関にも講座の様子を公開予定です。取材を希望する方は所定のフォームからお申し込みください。
この取り組みは、日本における国際的な協力の一環としても重要な役割を果たすことになるでしょう。今後の展開に注目です。