熊本の農業を支える新たな試み
熊本県菊池郡大津町に位置する株式会社なかせ農園が、地域の未来に向け新たなプロジェクトに挑んでいます。「なかせ農園応援プロジェクト」と名付けられたこの取り組みは、クラウドファンディングの仕組みを活用し、投資・寄附・購入の3つの方法で地域を支えることを目的としています。
「なかせ農園応援プロジェクト」とは?
このプロジェクトは、熊本地震の影響を受けた地域企業を守り、成長をサポートするために始まりました。株式会社グローカル・クラウドファンディングの代表である都えみ氏は、「様々な方法で地域を応援する新しい仕組みを提供したい」と語ります。
投資による成長の支援
プロジェクトが提供する「投資」部門では、株式会社なかせ農園の主力商品である「蔵出しベニーモ」の生産拡大を目的にしたファンドが設計されています。参加者は30,000円の一口金額で出資し、育成資金を支援することが可能です。特典として、熟成さつまいもが手に入るほか、将来的に120%の償還率が期待されます。
寄附による社会貢献
また、「寄附」部門では、なかせ農園が連携する「ReZou」の就労継続支援プロジェクトに資金を提供することができます。寄附を行った方には、5,000円や50,000円のコースが用意されており、感謝の気持ちを込めたお礼の手紙や、名前をプレートに掲載する特典もあります。
購入で農産物を味わう
さらに「購入」部門では、なかせ農園の農産物「蔵出しベニーモ」を購入することができます。この熟成さつまいもは、甘さとしっとりとした食感が特徴で、贈り物にも適しています。6kg分が5,500円(税込、送料込み)で購入でき、地域農業の発展を直接体感できます。
株式会社なかせ農園の挑戦
なかせ農園は、「テクノロジーと自然との調和」をテーマに、高品質のさつまいもを栽培しています。近年は被災後の復興に努め、環境制御型の貯蔵倉庫を導入、年中高品質なさつまいもを安定して供給する体制を整えました。この努力が評価され、2024年には「くまもとDXアワード」の大賞を受賞することとなりました。特に「蔵出しベニーモ」のブランドは、全国の品評会でも高評価を得ており、業界内外から注目を集めています。
代表者メッセージ
なかせ農園の中瀬靖幸氏は、「仲間と共に歩む中で、私たちの作物が全国から高い評価を受けていることに喜びを感じます。これからは、農業を通じて人と地域が寄り添う環境づくりを進めていきます。この新しい挑戦を、投資・寄附・購入という形で支援していただけると嬉しいです」とコメントしています。
地域の農業が抱える課題に対して、こうした支援の形が広がることは、地方の活性化にもつながります。ぜひ多くの方々の参加を呼びかけたいと思います。
まとめ
「なかせ農園応援プロジェクト」は、地域と共に未来を創造していく試みです。熊本の農業を支えるこのプロジェクトに、是非参加して、農業の未来を共に応援していきましょう。