TubeMogul、プライベートマーケットプレイス機能を導入
動画広告の配信を効率化し、広告主にとってメリットの多い選択肢を提供するため、TubeMogulは新たにプライベートマーケットプレイス(PMP)機能を導入しました。この機能により、複数のプレミアムサイトアドネットワークへのアクセスが可能となり、様々な形式の動画広告をオンラインで一元的に配信・管理することができます。
TubeMogulがターゲットにするのは
広告主のニーズを満たすため、TubeMogulは特に日本市場における広告掲載サイトの質の向上を重視しています。特に、日本ではクリエイティブチェックを求めるケースが多く、通常のデマンドサイドプラットフォーム(DSP)を通じたリアルタイムビッディング(RTB)だけでは難しいサイトも散見されます。このような課題に応える形で、TubeMogulはPMP機能を活用し、特定の広告主に向けてプレミアムサイトでの広告掲載を実現します。
提携先のプレミアムサイト
今回の取り組みでは、以下のプレミアムサイトアドネットワークとの提携が発表されました。
- - AppVador(アップベイダー株式会社)
- - ePlayer(Perform Media Sales Japan 株式会社)
- - ULIZAPremium Video Network(スキルアップ・ビデオテクノロジーズ株式会社)
- - OVX:オムニバス・ビデオ・エクスチェンジ(株式会社オムニバス)
- - Teads.tv(Teads Japan株式会社)
- - DACプレミアムインリードビデオネットワーク(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社)
- - BoosterMedia(BoosterMedia Japan株式会社)
- - RakutenSHOWTIME(楽天ショウタイム株式会社)
上記の提携により、広告主は質の高いプレミアムサイトにスムーズにアクセスできるようになります。これにより、より効果的な広告配信が可能となり、結果として広告投資効果の最適化が図られることになります。
Tubemogulの詳細な取り組み
TubeMogulは、広告主のブランド管理を総合的にサポートするために、様々な機能を提供しています。最近は即効性と効率性が求められる中で、特に定量調査やブランドリフト調査などを通じた広告効果測定の機能が注目されています。これにより、広告主は自社の広告がどの程度影響を与えているかを知ることができ、より戦略的な広告投資が可能になります。
さらに、TubeMogulは不正サイトのブロック機能も提供しており、広告主が安心して広告配信を行える環境を整備しています。各種予約型広告配信枠の買い付けも行っており、企業のブランドに対する信頼性を高めています。
企業の背景
TubeMogulは2007年にカリフォルニアのエミリービルで設立され、現在ではニューヨーク、ロンドン、シンガポール、東京などの拠点に広がっています。NASDAQに上場するこの企業は、デジタルブランディングに特化したエンタープライズソフトウェアを提供しており、広告主がデータの透明性を高め、リアルタイムでデータを活用することで、広告予算のコントロールを強化することを目指しています。
広告界の変革を先導するTubeMogulは、今後も広告主にとってより使いやすく、効果的なプラットフォームの提供を目指していくとしています。新しい取り組みにより、多くの企業が質の高い広告配信と管理を実現することが期待されます。