鳥取市がAI英会話アプリ「TerraTalk」と共にグローバル人材を育成
鳥取市は「鳥取市グローバル人材育成事業」の一環として、ジョイズ株式会社が開発したAI英会話アプリ「TerraTalk」を導入し、中学生に対する英語学習支援を強化します。対象となるのは、オーストラリア研修に参加する20名の中学生たちで、2026年6月14日から帰国後の8月末まで「TerraTalk」のライセンスが提供されます。この取り組みでは、派遣前後の学習環境が整備され、生徒たちの英語に対する心理的なハードルを下げ、現地での異文化体験をより深いものにすることを目的としています。
鳥取市グローバル人材育成事業とは?
「鳥取市グローバル人材育成事業」は、鳥取市教育委員会が実施する中学生を対象とした海外派遣研修プログラムです。生徒たちは現地の学生との交流やホームステイを通じて国際感覚を育成し、コミュニケーション能力を高めることを目的としています。令和元年度からはオーストラリア・ケアンズでの研修が行われており、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けた後に再開されることとなりました。
プログラム内容と「TerraTalk」の導入
本プログラムでは参加する生徒たちが現地で直面するさまざまな状況に備えた事前学習が行われます。
「オーストラリアのホームステイ先での自己紹介」や「現地校での授業参加」など、派遣中に遭遇するシーンを再現したレッスンが用意されています。このことで生徒たちはAIとリアルな対話を行い、実践的な英会話のスキルを身につけることができます。
生徒が話す英語に対して発音や表現をAIが瞬時に分析し、スコア化します。これにより、生徒は自らの弱点を把握し、必要に応じて繰り返し発話練習が可能になります。
生徒が発表やスピーチを録画し、提出することで教員が遠隔で個別指導を行います。これにより、テクノロジーと人間の指導が融合し、より効果的な学習環境を提供します。
教員や指導者はリアルタイムで生徒の学習履歴を評価できるため、モチベーション維持や進捗に応じたサポートが容易になります。
参加者の期待と関係者のコメント
現地派遣研修に参加する生徒たちは、プログラムを通じて文化の違いを理解することや、失敗を恐れずにコミュニケーションに挑む重要性を学ぶ機会を持つことが期待されています。
鳥取市教育委員会は「次世代を担う生徒たちが異なる文化に触れ、国際的な視野を広げるためにこの事業を進めています。AI英会話アプリ『TerraTalk』の導入で、生徒たちが自信を持って現地での交流に挑戦できることを願っています」と述べています。
一方、ジョイズ株式会社の代表取締役である柿原祥之氏は、「TerraTalkは10周年を迎え、教育現場におけるAI技術の発展に貢献してきました。この取り組みを通じて、生徒たちにとって貴重な5日間になることを願います」とのコメントを発表しました。
おわりに
この「鳥取市グローバル人材育成事業」によって、多くの中学生が異文化を経験し、国際的な視野を広げることができるでしょう。AIの力を借りながら、効果的な英語学習が支援されるこのプロジェクトは、今後の教育における新たな可能性を示しています。