雲南市「オトナリ」宿泊開設
2022-02-28 13:00:09
島根県雲南市「オトナリ」の宿泊機能リニューアルオープン
島根県雲南市で新たな居住体験を提供する「オトナリ」
2020年11月、島根県雲南市の木次にオープンしたコワーキングスペース「オトナリ」。新たな働き方や暮らし方が求められる中、この施設がこれまでの枠を超えた新しいコンセプトへと進化しました。最近、「オトナリ」は宿泊機能を追加し、リニューアルオープンを果たしました。
オトナリの独自の特徴
「オトナリ」は雲南市の中心、木次駅から徒歩わずか2分の場所に位置し、単なる作業スペースだけではなく、多くの人が集まるコミュニティづくりに寄与しています。これまでの利用者には中学生から社会人まで、約1300人が訪れ、さまざまな活動が行われてきました。
このスペースは、学びや交流の場として機能するだけでなく、地元のカメラマンによる写真講座なども開かれており、地域活性化にも貢献しています。こうした背景を持つ「オトナリ」は、今後さらに多機能な拠点としての役割を果たそうとしています。
宿泊機能の追加とワーケーションの推進
今回のリニューアルでは、オトナリの2階が改修され、宿泊機能が新設されました。これにより、仕事や勉強をしながらも、併せて宿泊することが可能となり、ワーケーションや出張利用の選択肢が広がります。
宿泊室にはクイーンベッドや必要な設備が整っており、さらに利用者は1階のコワーキングスペースを無料で使える特典もあります。また、周辺には飲食店も充実しているため、食事に困る心配もありません。
変化する働き方と「ADDress」提携の意義
宿泊機能の導入の背景には、リモートワークや多拠点居住といった新しい生活様式の広がりがあります。「オトナリ」は、多拠点ライフプラットフォーム「ADDress」と提携し、来訪者との接点を創出します。
ADDressは、全国各地に定額で居住できるサービスを提供しており、都市部と地方の協力による新しい生活スタイルを支援しています。この提携を通じて、オトナリは地域活動やコミュニティ形成にも力を入れ、地域と利用者の架け橋となることを目指しています。
地域資源を活かした新たな活動の展開
「オトナリ」では、宿泊機能に加え、企業向けの個室オフィススペースも提供することになりました。これにより、サテライトオフィスやプロジェクト参加者の受け入れやすさが向上し、さまざまな人々がこの地域に滞在しやすくなります。
また、宿泊利用者が地元の魅力や活動を感じ取りやすくするため、「雲南ソーシャルチャレンジバレー」構想なども積極的に紹介していく方針です。このようにして、訪れる人々が地域に溶け込みやすい環境を整えています。
利用案内と今後の展望
宿泊料金は1泊7,000円(税別)、最大で4名が宿泊可能です。利用者は1Fのコワーキングスペースを自由に使用できるため、仕事を持ちながら滞在することができます。また、個室オフィスは月額50,000円(税別)で提供され、光熱費も込みです。
今後は長期滞在プランなども展開し、移住体験としても活用を促進していく予定です。地域とのつながりを大切にしながら「オトナリ」は新しい住まいの形を提案していきます。
「オトナリ」のリニューアルオープンは、現代のニーズに応えつつ、地域との結びつきを強化することを目指しており、多くの人に新しい体験を提供することでしょう。
会社情報
- 会社名
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たすき株式会社
- 住所
- 島根県雲南市木次町木次8-6
- 電話番号
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