創業100年の日高食品工業がAI活用に挑戦
兵庫県姫路市に本社を置く日高食品工業株式会社は、1924年に設立された昆布を中心とした水産加工メーカーです。この老舗企業は、業務用・家庭用の高品質な出汁昆布や海藻製品を提供し、全国の食卓を支え続けてきました。そして、創業100周年を迎えた今、日高食品工業はAIを導入し新たな挑戦を始めています。
中小企業のAI導入の可能性
「AI導入は自社のような中小企業には難しいのでは?」この問いに対する一つの解答を示したのが、日高食品工業です。同社は、AI活用を2024年秋から本格的にスタート。最初は大規模ではなく、少しずつ、できることからアプローチしています。
スモールステップでの開始
AI導入の初期段階では、イベントの告知動画やサムネイル画像の制作、紙で管理していたカレンダーのデジタル化など、小さな成功体験を積み重ねることから進めています。
このように、日高食品工業の社員たちはAIへの親しみを感じ始めているのです。「こんなに簡単にできるなんて」といった声も聞こえ始め、社内の雰囲気は徐々に変化しています。
デジタル化の進展
並行して、業務環境のデジタル化も進めています。従来の紙のカレンダーをGoogle Workspaceへ移行し、情報をデータとして蓄積・共有できる体制を整え、AIに何ができるかを模索しています。この取り組みは、企業内の情報整備を促進し、AI活用の見通しを与えています。
AIの具体的活用
現在、日高食品工業の社員はAIに対する基礎知識を共有した段階です。各部門がAI活用を自分ごととして考え始める中で、変化が着実に進行しています。具体的な成果が目に見えないかもしれませんが、社内で「これもAIでできるのか」といった驚きの声が少しずつ上がるようになっています。
Zeptとの連携
AI経営顧問サービス「外部CAIO」を提供するZept合同会社は、日高食品工業のAI活用を2024年9月から支援しています。「最初から完璧を目指さなくていい。現場に合ったAIの使い方を一緒に見つけていく」という取り組みで、月次の顧問ミーティングを通じて知見を共有しています。
AI導入がもたらす未来
「AI導入は大企業の専売特許ではない」という考え方が広がる今、日高食品工業の事例は全国の中小企業や老舗企業にとって大きなヒントとなることでしょう。「できることから、一つずつ」というこの挑戦は、日高食品工業が次の100年へ向けた確実な土台を築くものと信じられています。
まとめ
AI技術の進化は、どの企業にとっても無視できないテーマとなっています。日高食品工業の事例は、中小企業がAIを導入する際の道しるべとなり、多くの企業が自身の課題解決に向けて一歩を踏み出すきっかけとなるでしょう。また、Zeptの支援を通じて、現場に適したAI活用を実現することが、業務の効率化と新たな成長に繋がることが期待されます。