沖縄の無人レンタカー
2023-01-12 09:50:01
沖縄のレンタカー不足を解消する無人24時間サービスの新たな試み
沖縄のレンタカー不足と新たな挑戦
沖縄県は、観光地としての人気が高いものの、最近ではレンタカー不足が大きな課題となっています。コロナ前には2万2000台あったレンタカーが、現在は約1万5000台まで減少し、過去2年で30%以上も減少しました。この状況にもかかわらず、旅行客の約60%がレンタカーを利用しており、このギャップが観光客の移動手段に深刻な影響を与えています。
この問題を受け、株式会社LOMACAは、沖縄で無人・24時間運営のレンタカーサービスを開始しました。これにより、観光客に快適な移動手段を提供すると共に、ホテルの駐車場という未活用のスペースを有効利用することを目指しています。
沖縄の泊まる場所を新たな交通拠点に
実際の実証実験は、那覇市にある「那覇ウエスト・イン」と連携し、12月1日から開始されました。このサービスでは、店舗を持たない無人レンタカーを展開し、ホテルに宿泊するゲストが手軽に車を借りられるようにしています。初月の車両稼働率は70%を超えており、基本的な運営が順調に行われていることを示しています。
清掃は現地スタッフが担当し、車両の貸し出し前には徹底的な清掃と除菌が行われているため、安心して利用できます。また、テクノロジーを駆使した運営で、予約から出発までのプロセスがスムーズに完結します。
沖縄の観光需要への対応
那覇ウエスト・インの仲間総支配人も、現在の観光需要復活の中でレンタカー不足が深刻化している状況を指摘し、LOMACAのサービスに高い評価を寄せています。この新たなスタイルは、ホテルで借りてホテルで返すことを可能にし、客にとって非常に利便性の高いオプションとなっています。
今後の展望
LOMACAは今回の実証実験を通じて得た知見を基に、他のホテルでも同様のレンタカー事業が展開できるように連携パッケージを整備していく予定です。初期費用やランニングコストを抑えることで、沖縄の観光業界全体の活性化を目指します。
さらに、LOMACAの運営に関するデータは他の事業者や行政とも共有可能であり、地域全体の問題解決に寄与することを目指しています。新たなモビリティサービスとしての展開は、今後の地域振興に貢献することでしょう。
LOMACAとは
LOMACAは、福岡県内で20店舗を展開する新型のカーシェア型レンタカーサービスで、無人での運営や24時間営業、整備・清掃が特徴です。技術的には、SONY社や東海理化との協力があり、今後新たな保険の開発にも注力しています。無人運営が可能となることで、観光地の利便性向上につながるでしょう。
これまでのメディア掲載実績も多数あり、新たなレンタカーサービスとして注目を集めています。今後の進展から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社LOMA
- 住所
- 福岡県福岡市中央区大名1−1−29wework大名
- 電話番号
-
092-471-6670