AKKODiSが福島県矢祭町にデジタル化を推進するCIO補佐官を就任

福島県矢祭町は、デジタルエンジニアリング領域のリーダーであるAKKODiSから、テックコンサルタント2名をCIO補佐官として迎えることとなりました。この取り組みは、町のデジタル化を加速させると同時に、ビジネストランスフォーメーションの支援を目的としています。

AKKODiSコンサルティング株式会社は、東京都港区に本社を置き、世界30ヵ国でデジタル技術とエンジニアリングを融合させたソリューションを提供。今回任命された内村圭佑氏は行政DX推進のCIO補佐官に、浅井将史氏は教育DX推進の教育CIO補佐官に就任しました。

矢祭町が民間企業のデジタル専門業者をCIO補佐官として採用するのは初めての試みであり、地域活性化に向けた希望をにじませています。内村氏は、「矢祭町全体のデジタル化の実現を目指し、町役場の職員と協力しながら活動していく」とコメント。職員のデジタルスキルの向上を支援し、地域の情報発信手段の模索も行う予定です。彼は、前任者が築いた基盤に基づき、町の発展に寄与することを目指します。

一方、浅井氏は2021年10月に矢祭町の地域活性化起業人として着任し、夢のある教育環境の実現に向けて活動してきました。彼は過去に学校へのタブレット導入を行い、その後数年間にわたりデジタル技術の活用促進に尽力してきました。今後は教育環境の改善に向けた施策の検討を進め、教育の魅力を高める活動に注力する意向を示しています。

これにより、両名は地域の特性に合った施策の検討やアドバイスを行い、行政と教育のデジタル化を強力に推し進めていくことになっています。地域に根ざした活動から生まれる成果を期待する声も多く、地元の皆さんからも注目を集めています。

AKKODiSは、中期事業計画を策定し、2030年を目標にさまざまな施策を展開するビジョンを持っています。「日本企業を、世界企業へ、現場変革から」という理念のもと、専門家たちの知識と地域社会との融合を促し、生産性向上を実現することを目指しています。

昨今のデジタル社会において、地方自治体がIT業界の専門家を起用する流れは今後も加速することが見込まれ、矢祭町の取り組みはその重要な前例となるかもしれません。地域資源を最大限に活用し、住民と企業、教育機関が一体となって成長する未来へとつなげるために、AKKODiSの二人のCIO補佐官には大きな期待が寄せられています。