新しい学びの形
2025-05-02 14:20:22

生徒の創造力を引き出す「スクールAI」の新機能に注目

生徒の創造力を引き出す「スクールAI」の新機能に注目



教育現場向けの生成AIプラットフォーム「スクールAI」が、新たに生徒が自らオリジナルの学習モードを創作できる機能を発表しました。この革新的な取り組みは、東京に本社を構える株式会社みんがくによって開発されました。「スクールAI」を利用することで、生徒は自分のアイデアを基に英会話練習、作文添削、クイズ出題などの独自の学習モードを簡単に作成できます。この機能の導入により、従来型の画一的な学習支援から脱却し、生徒自身が学びの設計者となる力を養う探究型学習が可能になります。

生徒の創造的な学びの実現



今回の機能追加は、2024年12月に文部科学省が公表した「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」を受け、教育現場における生成AIの活用が急速に進展する中で実現しました。もはやAIは受動的な道具ではなく、生徒自身が「考え、つくり出す力」を育む手段として必要不可欠な存在となっています。みんがくは、教育現場の先生からのフィードバックを基に、この新機能の開発を進めてきました。生徒が自らの課題に取り組む中で、アプリや学習モードを作り出す体験が探究学習やキャリア教育、情報活用能力の向上に繋がることを目指しています。

「スクールAI」とは何か



「スクールAI」は、教育機関向けに特化した生成AIです。安全かつ自由に利用できる環境を提供し、授業支援、個別学習、校務の効率化を目的としています。教師用と生徒用のインターフェースを持ち、約100種類の教育専用AIテンプレートが揃っています。また、専門的な知識がなくても生徒が自由にオリジナルのAIアプリを作成できる機能も搭載されています。このプラットフォームは文部科学省のガイドラインに準拠しており、各学校の教育方針に柔軟に適応することが可能です。

新機能「モード作成機能」の詳細



「モード作成機能」では、生徒が指示文(プロンプト)を入力するだけで、自分専用の学習モードを作成できます。このプロンプトには、「どんな学習をしたいか」や「どのようにAIに応答してほしいか」を自由に記述できます。たとえば、「私が生徒、あなたが英語の面接官として質問をしてください」といったように、学びの希望を言葉でAIに伝えることで、瞬時に英会話や作文、クイズなどの学習モードが自動生成されます。

作成したモードは専用のログインページからいつでもアクセス可能で、内容の調整や編集も手軽に行えます。これにより生徒は「言語で学びを設計する」という新たな体験を通じて、創造性や探究心を引き出されることになります。

実際の活用例とワークショップの様子



具体的な利用例としては、オリジナルキャラクターとの英会話練習や、作文添削モードのカスタマイズ、探究型クイズなどが挙げられます。生徒は自分の設定したキャラクターと会話したり、特定のスタイルでフィードバックを受けたりすることで、より実践的で創造的な学習が可能になります。

また、東洋大学附属姫路高等学校でのワークショップでは、生徒たちが自身のプロンプトを使って学習方法の設計に挑戦しました。参加者からは「AIの反応が素晴らしかった」との声が寄せられ、大変好評でした。

今後の展望と締めくくり



株式会社みんがくは、今後も「AIとともに学びを創る力」を育むため、教育現場のリアルな声に耳を傾け、サービスの改善と拡充に努めていきます。生成AIは、ただのツールではなく、生徒一人ひとりの創造力を引き出す「学びのパートナー」として位置付けられています。教育現場と共に歩み、一人ひとりが自分の力で未来を拓いていける社会の実現に向けて邁進していく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社みんがく
住所
東京都目黒区上目黒4-24-13
電話番号
0120-154-392

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