決済安全性強化へ
2025-05-13 11:29:51

JCBとAdyenが連携、オンライン決済の安全性を強化する新サービスを開始

JCBとAdyenによる新サービスの概要



株式会社ジェーシービーとオランダを拠点にした決済プラットフォームAdyenが、オンライン加盟店向けに「JCB COFトークン」の提供を開始しました。この取り組みは国内外で初めての試みとなります。この新サービスにより、オンライン決済のセキュリティが強化され、JCBカードを利用する際の安心感が向上します。

セキュリティの必要性


近年、キャッシュレス社会の進展に伴い、クレジットカードの不正利用が増加しています。特に不正利用の被害では、カード番号の盗用が全体の90%以上を占めており、これを防ぐための方策が急務とされています。(出典:一般社団法人日本クレジット協会)

COFトークンとは?


COF(Card-On-File)トークンは、加盟店がカード会員の同意を得て保管する決済情報を指します。この「COFトークン」により、情報は安全な数字(ペイメントトークン)に変換され、機密情報を保管する必要がなくなります。この仕組みは、情報漏洩に伴うリスクを大幅に低減させるだけでなく、決済のスムーズさも実現します。

顧客への利便性向上


COFトークンが提供されることで、加盟店が保管する決済情報は常に最新のカード情報にリンクされるため、カード会員にとってもわざわざ情報を更新する手間がなくなります。その結果、決済プロセスがより迅速かつ効率的になり、決済の承認率も向上します。

各社のコメント


株式会社ジェーシービーの執行役員、渡辺貴氏は「オンライン決済の広がりと不正利用の深刻化が進む中、COFトークン化への取り組みでデータ漏洩リスクを減少させ、顧客のカード情報を最新化することが重要です」と述べています。Adyenの最高商務責任者、ルーラント・プリンス氏も「国内外で初めてCOFトークンを提供できることを嬉しく思います。今後も安全性と承認率の向上に努めます」とコメントしました。

JCBとAdyenの背景


JCBは1961年に設立された日本初の国際ペイメントブランドで、現在1億6千万以上の会員を持つ企業です。一方、Adyenは2006年に設立され、LVMHやMetaなど多くの企業にサービスを提供しています。この両社の共同技術を活用した新サービスは、オンライン決済市場における新たなスタンダードを築くと期待されています。

まとめ


この新たな取り組みは、クレジットカードユーザーにとっての安心・安全な決済環境を提供するものとなります。今後もJCBとAdyenが協力し、オンライン取引のセキュリティ向上に取り組んでいくことで、消費者の信頼をさらに高めていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社ジェーシービー
住所
東京都港区南青山5-1-22青山ライズスクエア
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 港区 JCB Adyen COFトークン

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